福島第一からの放出量増大

「ずさんな工事が原因」

全国の環境放射線量については毎朝見ているのですが、
昨日・一昨日と近くのモニタリングポストが黄変。
ガンマ線で0.05μ㏜/hなのでさほどの影響はないのですが、
二日も三日も続くとなると問題。
さらに、毎日見ているのはやはり故郷会津の線量なのですが、
ここも微妙に今朝は上がっていた。
ガンマ線にして0.005~0.010μ㏜ぐらいなのですが、
これひょっとして、
現在福島第1で行われている工事がずさんなためかも知れない。
一昨日の新聞によると、
「東電は五日、延期していた福島第一電発1,2号機の共用排気筒(高さ約120m)の本体の切断作業を七日に始めると発表した。一日に先端部の梯子の切断を始めたが、通信トラブルの影響や作業員の熱中症のため延期していた。
排気筒は 2011年三月の事故時、原子炉格納容器の圧力を下げるため、放射性物質を含む蒸気を外部に放出する「ベント(排気)」に使われた。支柱に破断があり、倒壊リスクを下げるため上半分を解体する」
という工事が行われているとのこと。

東海アマブログによると、

事故後のフクイチで、もっとも恐ろしい事態として想定されていた、高さ120メートルの排気筒解体工事が始まった。
2011年3月の、メルトダウン時に、ベント排気に使用されたことにより、内部には、100兆ベクレルを超える放射能が貼り付いていると予想されている。
これが、どのくらい凄まじい汚染をもたらすかというと、東電の公表では、煙突内部で数十シーベルト毎時の汚染が確認されているので、仮に1割の10兆ベクレルが外部に出たとして、半径100キロ圏は、ミリシーベルト級の汚染、1000キロ圏でも、政府が新しい安全基準に定めた毎時2マイクロ超級の汚染になる可能性がある。
――中略――
しかも、ここに残っているのは、セシウム137・ストロンチウム90・アクチノイド系核種など長寿命の危険核種ばかりで、一度汚染されたら線量が下がる見込みが少ない。生物危険性は著しく高い。
今回の煙突鉄塔輪切り撤去作業は、そのときの100倍も困難なもので、日本で、これだけの高度作業を行える企業があるのかも疑問である。
まず、2013年と同じように、莫大な放射能を飛散させ、それが風に乗って関東、東日本一円を再汚染するのは確実とみている。
――中略――
私が、栃木県周辺の土壌汚染測定を行ったのは、2012年前後だが、このときは、栃木県は那須地方はもの凄い汚染であったが、宇都宮市周辺では目立った汚染が確認できなかった。
ところが、2015年に、再測定すると、土壌キロあたり1000ベクレル級の放射能汚染が起きていた。
この原因は、おそらく、事故後の復旧作業に伴って、建屋カバー解体や、原子炉建屋内に飛散した瓦礫撤去を行った過程で、被覆管を傷つけて、莫大な放射能が再び関東に流れ込んで、汚染が累積したと考えている。
このときの汚染ルートが、4号線ダクトである。この国道4号、東北本線に沿った地形は、まさにフクイチの放射能が滑り台のように北関東に流れ落ちるダクトを形成していて、フクイチが放射能を放出するたびに栃木県方面を汚染したと考えられる。
したがって、今回の煙突鉄塔撤去作業で、放射能大放出が起きた場合、やはり、このルートで栃木県方面を汚染する疑いがあり、この場合は、セシウム137が主役になる。
最大級の警戒を呼びかけておきたい。

というぐらい危険であるとのこと。

九州を襲ったまたは襲いつつある台風の影響で、
こちらはいち早く放射能が飛んできたようですが、
この後はおそらく通常の風向きに変わり、
これから秋にかけて今度は北関東・首都圏以下が汚染される可能性が高い
こんなずさんな工事を一体いつまで続けるのかと思ってしまいますが、
いかんせん日本国民は線量計もほとんど持っておらず、
新聞とテレビは事の重大さに注意喚起しないので、
事態は最悪の方向へ進んでいるといえます。

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