御用放送の香港報道

「『戦後』の終わりを認識できない者たち」

週末の夜はTBSの報道特集から NHKニュースにいたるまで、
香港の騒動が。
明らかに中国を敵視した視点での一方的な報道であり、
それはふだんは左寄りの田中龍作ジャーナルにも見て取れる。

デモ行進には仕事帰りの勤め人、放課後の生徒や学生が続々と流れ込んだ。最後尾が見えないほどの人数にまで膨らんだ。
怒りの矛先は中国だ。人権を制限する緊急法に中国をだぶらせているのだ。
国慶節祝賀の横断幕がいまだに掲げられているビルの前を通る際、シュプレヒコールは「中国死全家(中国人は皆死ね)」となった。
親中派が経営する香港スターバックスは焼き討ちに遭った。中国銀行は破壊された。
知人の自営業者(男性20代)は、仲間と共に親中派議員の事務所を破壊した。
市民を逮捕できる法律が議会を経ずして発効したのである。香港市民の危機感は想像を絶するほど強い。

また、普段は鋭い天皇制批判・日本帝国主義批判、
を行うアリの一言氏も同様の記事が。

 香港のデモで1日、高校生が警察官に至近距離から撃たれ重傷を負ったのに続き、5日には警察官の発砲によって14歳の少年が負傷した。これを聞いて、16歳の少年が警察官に撃たれて死亡した日本の「阪神教育闘争」(1948年)が頭に浮かんだ。

そして、日曜日の新聞には、
またまたラグビーワールドカップの記事が大々的に載っており、
見出しの文句がなかなか戦闘的。
「桜戦士 続く快進撃、感謝の心で故郷に錦」とか、
「執念のプレー BPもぎ取る、○○全力プレー鉄壁の守り」とか、
まるで第2次大戦時の皇軍の勝ちを報じる大本営発表のよう。
しかし、事件の現象的な側面のみ取り上げて論じてみても意味はなく、
大局的な立場から私たちは考えねばならない。
香港とは何かと考えれば、
歴史的にはアヘン戦争によって欧米が獲得した大陸への布石であり、
その中では麻薬・マネーロンダリングなどあらゆることが行われてきた。
櫻井ジャーナル氏によれば、以下のようになる。

中国領だった香港をイギリスが支配するようになった原因は1840年から42年まで続いたアヘン戦争にあるが、その当時から香港は4家族が支配してきた、つまりイギリスの手先になってきたと言われている。李、何、許、羅だ。現在は李と何が力を持っているようだ。こうした人びとも中国への返還を望んでいない。好き勝手なことをする「自由」がなくなるからだ。
アヘン戦争でイギリスは中国(清)を占領することはできなかったが、海での戦いに圧勝、沿岸地域を制圧した。その結果イギリスは香港島を奪い、上海、寧波、福州、厦門、広州の港を開港させ、賠償金まで払わせている。1856年から60年にかけての第2次アヘン戦争では11カ所の港を開かせ、外国人の中国内における旅行の自由を認めさせ、九龍半島の南部も奪い、アヘン貿易も公認させてしまった。
麻薬取引で動く資金を処理したのが1865年に香港で設立された香港上海銀行。この銀行は上海でも仕事を始め、1866年には横浜へ進出、さらに大阪、神戸、長崎にも支店を開設して日本政府とも深く結びついた。
香港は1898年から99年間のリースということになっていたので、1997年に返還しなければならない。それを嫌がったイギリスは時間稼ぎも目論む。そして1984年12月に署名されたのが「中英連合声明」。1997年から2047年までの期間は「一国二制度」で香港を特別扱いすることになった。1984年当時の中国は新自由主義にどっぷり浸かっていたことから、中国本土を香港化することも不可能ではないように思えた。
しかし、1980年代の半ばに中国は新自由主義の弊害に気づいて軌道修正、天安門広場での新自由主義継続を求める学生たちの運動は抑え込められてしまった。本ブログでは繰り返し指摘しているが、この時、広場で学生が虐殺された事実はない。少なくともそれを示す確かな証拠や証言は存在しない。
それでも天安門広場の事件からしばらくの間、中国は新自由主義を放棄せず、アメリカとの関係は継続した。つまりアメリカの影響下から抜け出していない。それが変化したのは2015年頃からだ。今ではロシアと戦略的な同盟関係を結んでいる。
アヘン戦争以降、香港は麻薬の積み出しや資金の処理をしてきた。1970年代からシティは大英帝国のつながりを利用してオフショア市場のネットワークを築き、資産を隠したい世界の富豪、情報機関、あるいは犯罪組織に重宝されてきた。そのネットワークにひびが入ることを西側の支配層は好まない。日本でカジノとオフショア市場をセットで作ったとしても、香港を手放したくないだろう。税金を払わない「自由」は彼らの特権だ。

欧米は、自己の利害のために他国を侵略するとき、
自由とか人権とか民主主義とかを旗印にして、
相手方の体制がそれらを受け入れないと非難するのは、
アラブの春などですでにお馴染み。
あの時、当時のヒラリー・クリントンは、
リビアを転覆してカダフィ大佐の全資産を猫ババし、
飛行機で持ち帰ったことは有名な話。
イラクのサダム・フセインの時も大量破壊兵器などはなかったし、
ユーゴスラビアの紛争だって、
あるいはベルリンの壁だってソ連の崩壊だって、
今振り返ってみればすべて欧米帝国主義の仕業。
当時は私たちも仕事が忙しくて思考不能だったのですが、
アメリカやイギリスといったアングロサクソンは、
歴史的に言ってテロ帝国であるとみなすのが正当な事実。
香港で起こっているのはアヘン戦争の続き
であり、
日本の明治維新における薩長も欧米から資金を受けたテロリスト。
それが見えていないと古い左翼のように、
一見革新的なようで保守よりも保守的な立場になってしまう。
3.11というのはそれらの虚飾がはがれて、
戦後日本の実体が丸見えになってしまった事件なのですがいまだにわからない。
それは、漫画などにもみて取れ、
こないだ断食をやった時に「孤独のグルメ」を見て感じた。
この作者には「美味しんぼ」の鼻血の視点はみじんもない。
古き良き時代の描写になってしまっている・・・。

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