久方ぶりの御用放送

「トランプ攻撃に大喜び」

一昨日の夜 7:00の NHKニュースを見たら、
コロナ騒ぎがやや引けて今度は米国の、
ボルトン前大統領補佐官が回顧録を出版したというニュースを大々的に。

トランプ大統領の元側近、ボルトン前補佐官は23日、回顧録を出版し、トランプ大統領が弾劾裁判の対象になった、いわゆるウクライナ疑惑について「トランプ大統領がウクライナへの支援の見返りに、バイデン前副大統領に関する調査を要求した」として、疑惑は事実だという認識を示しました。
また、トランプ大統領がトルコのエルドアン大統領に依頼され、トルコの国営銀行に対する捜査に不当に介入しようとした疑いを指摘したり、みずからの再選に重要な中国との貿易交渉を重視し、中国の安全保障上の課題や人権問題を軽視してきたと批判したりして、国益よりみずからの利益を優先させたと主張しています。

この男については様々な評価があるのに、
一方的にトランプの側を攻撃するところは、
さすが CIAの常駐している御用放送の面目躍如と思いました。

このボルトンとポンペオ、ハスペルという「ネオコントリオ」が、
トランプ政権の安保外交戦略を主導する図式になったのは、
2018年3月のことであり、このとき世評は、
「トランプは好戦性を増すことにした」
「トランプはネオコンになった」といった言説が、
米マスコミで喧伝されていったわけですが、
その頃既にそれはトランプの覇権放棄の図式の一環だった、
と言っていたのが当時の田中宇氏。

今回の「ネオコン化」によって、トランプは先制攻撃など好戦的な戦略を突っ走るのか??。だとしたら大変だが、よく見ると違う。トランプは北朝鮮を先制攻撃すべきだと言い続けてきたが、今回トランプが決めたのは、北を先制攻撃することとは逆方向の、史上初の米朝首脳会談の実施だ。
―(中略)―
国務長官が、国務省寄りのティラーソンから、トランプ寄り(国務省敵視)のポンペオに交代したのは、外交的解決を進めるふりをして阻止するのが仕事の国務省を、今回の米朝会談の事務局から外し、会談を成功させるためだった。その点から見てもトランプは、軍産に対する目くらましとして、自分がネオコン化しているように演じていると考えられる。トランプは、国務省の高官ポストの8割を空席のままにすることで、軍産の覇権運営機関である国務省を意図的に機能不全に陥れてきた。
―(中略)―
イラン核協定に関しても、トランプはイランを敵視しつつ、実際に主張しているのは、米国だけがイラン核協定から離脱することであり、米軍を使ってイランを軍事的に政権転覆しようとしていない。ボーテル証言に象徴されるように、米軍は、イランに先制攻撃することに強く反対なので、核協定を維持すべきだと言っている。米国は、イランを先制攻撃することでイラン問題を解決する「軍事カード」をすでに持っていない。
軍事カードが使えないなら、外交政治カードに頼るしかないが、米国がイラン核協定から離脱すると、外交政治カードも失ってしまう。米国は、イランに対して何もできなくなる。イランに対するトランプの姿勢も、北朝鮮やシリアに対する姿勢と同様、好戦策のふりした覇権放棄である。

ということになるようです。

私たちは極東の島国にいるので、
特に米英金融資本の属国として、
欧米世界の情報しか入ってこないため、
まるきり逆の判断に導かれることが多々あるようです。
では、アメリカのネオコンというものがどういうかは、
下記の本を読めばよくわかるとのこと。

本書は、アメリカのネオコン派の論客ロバート・ケーガンの最新刊の翻訳書である。ネオコン派は、ユダヤ系の凶暴な政治知識人の集団である。彼らは若い学生の頃は「ソビエト打倒、世界同時革命」を唱えた過激な左翼活動家だった者たちだ。学歴としても超秀才の頭脳たちである。彼らが成長して、アメリカの対外政策、軍事路線を動かす政策集団になった。
ネオコン派は、ブッシュ政権の終焉と共に消え去った、はずだったのだ。ところが、そうではなかった。ネオコン派は、オバマ政権の中にも密かに潜り込み、他の政治集団の思想、行動にまで影響を与えていたのである。この本は、そのネオコン派の主要人物で代表格の1人であるケーガンによって書かれたものだ。
しかも、大統領選挙の年であるこの2012年に入って、決意も新たに、世に問うたものだ。
本書の原題は「The Would America Made」である。「現在の世界体制はアメリカが作り上げたものなのだから、これからもアメリカが支配する権利と義務を負っている」という考えを正直かつ露骨に表明している。だから本書は、アメリカの軍事・外交政策への包み隠しのない最新の野心的提言の書となっている。
ブッシュ政権はのっけから911事件(2001)を合図にして、アフガニスタンとイラクに侵攻した。「戦争で経済を刺激する」という、まさしく戦争経済 War Economy の戦略図のとおりである。ディック・チェイニーとポール・ウォルフォビッツを筆頭にして、これらの強烈な政策を実行した。ケーガンは、ブッシュ政権に閣僚として入らず、ネオコン派の論客として政権を外側から支えた。
ところが、彼らの計画は狂った。アメリカはアフガニスタン戦争(2001~)と、イラク戦争(2003~)という泥沼に足を取られることになった。ネオコン派に対する批判が国内で大きくなり、「バグダット(イラン)ーカブール(アフガニスタン)枢軸」でアラブ・イスラム世界に巨大な楔を打ち込んで、イスラム世界に歴史的な大打撃を与えようとした世界戦略は、ここで一敗地にまみれた。
現在でも、アメリカ国内におけるネオコンに対する警戒心は強い。共和党のロムニー候補の外交政策アドバイザーまで、ネオコンと関係が深い人物が多いので心配だという論調が見られる。軍事力で世界を管理しつくせる、などまさしく幻想だった。ネオコン思想は現実の前に敗北した。ところがそれでも「ネオコン」は生きている。
ケーガンが上級研究員であるブルッキングス研究所(純然たる民主党系のシンクタンク)の所長は、ストローブ・タルボット(Storobe Talbott 1946~)。タルボットは、ビル・クリントン元大統領がローズ奨学生としてオックスフォード大学に留学したときのご学友で、クリントンの側近中の側近である。クリントン政権時代は、8年間にわたし国務副長官を務め、政権を支えた。
ビル・クリントンの側近と言えば、現在オバマ政権の国防長官をしているレオン・パネッタ(Leon Panetta 1938~)も忘れてはならない。彼は今でもオバマ政権で国防予算の削減に血だらけの大ナタを振るっている。
オバマ政権のこの4年間の外交を見てみると、初期の現実主義的な姿勢(CFR=米外交問題評議会的リアリズム)から、ヒラリーを中心とする人道主義的強硬介入派に肩入れし、諸外国への介入の度合いを強め、
とりわけ「アラブの春」を画策している。
外国への介入主義という点で、ヒラリー派とかつてのネオコン派は同じことをやろうとしているのである。
『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策1・2』の著者の1人、スティーブン・ウォルト(Stephan Walt)ハーバード大学教授は、オバマ政権のこの外交姿勢の変化を指摘して「オバマは、ジョージ・W・オバマになった」と評している。また、本書の訳者の最新作『アメリカ政治の秘密』でも、オバマ外交の変質が精密に取り合げられている。日本では最重要論文である。
現在のアメリカは、景気が後退し「中国に追い抜かれてしまうのではないか」という重苦しい雰囲気に包まれている。こうした中で、アメリカの衰亡を否定し「アメリカはこれからも強力であり、世界を支配し続ける」という宣言をケーガンは本書ではっきり行なっている。その主張をオバマ大統領が賞賛している。これが今のアメリカの「ぶれない決意」なのである。
共和党と民主党の双方を中間点で取り結んでいる(ネオコンのまま)というケーガンのこの特異な政策立案者としての顔が、今のアメリカ政治の生態を観察する上で、私たち日本人に重要な多くの示唆を与える。これからの数年のアメリカ外交がどのように行なわれるかをさぐり当てることができる。読者諸氏の慧眼とご高配を賜りたい。

例をあげるときりがないわけですが、
歴史的にアメリカはテロ帝国である
という事だけは間違いがないようです。

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