東京都知事選挙について
「しょせん地方選挙」
小池百合子が当選との都知事選、
主要三候補のうち、
増田は岩手で利権をむさぼった悪党。
小池は、自民党に反旗をひるがえしているようだが、
そのくせちゃっかり自身の新党立ち上げの用意も。
でもメンバーがみんな元自民じゃ、
小池新党も自公と変わり映えしないのでは。
で、野党統一候補の鳥越ですが、
週刊誌の爆弾攻撃で、勢いなしの第三位。
民進は分裂で岡田は逃げモード、
宇都宮健児は鳥越の応援を見送り、共産は一部小池に投票した模様。
でも選挙は政策ということで、
各候補とも取り上げていた待機児童問題を考えてみると、
これ、共働き世帯の増加とはいうけれど、
社会が貧窮化して女性の賃労働化が進んでいることが根本じゃないの?
だから、三候補ともあまり目線は違わないと考えた方がよさそう。
(出典:待機児童問題 )
それにしても野党は大変、
植草氏の「払拭できない不正選挙疑惑と東京都知事選」が、
その辺の事情を語っています。
ここまで来ると本音が出ますが、もう悲鳴状態といってもよいのでは。
ただ、ここでよく考えてみると、
都知事選は地方選挙。
で、地方権力を奪取したからといって中央権力が変わらないのは、
優柔不断な現沖縄知事をみれば分かるはず。
ヘリパッド工事とやらで、
機動隊が何百人もよってたかって村民等をひっぱたいたりしているのは、
県道のはず。
何故管理者である県は何も対抗措置を取らないのか疑問です。
(出典:沖縄タイムス )
この中央権力と地方権力の問題、
古くは美濃部都政の頃の歴史学者羽仁五郎氏を思い出します。
氏は地方からのろしを上げるなどいっていましたが、
所詮国家論が抜け落ちた間抜けな論理でしかなかったのです。
それともう一つ思い出されるのが、
95年の青島知事。
あの時都庁爆弾事件というのがありましたが、
あれは何もオウムの陰謀などではなく、
れっきとした支配層の策謀。
目的はバブル崩壊とそれに伴う不良債権処理だったのであり、
なかなか融資に首を縦に振らない青島は、
その直後に税金投入を決めたじゃありませんか。
(参照:オウム真理教事件と警察と不良債権処理)
一連のオウム事件については別の機会にするとして、
地方権力を握ったなんていっても、
革命など起きるはずもない
わけです。
この国は、もっと別の次元で変わらないともう無理。