タイ古式マッサージへ
「市場原理が働く」
昨日は、暑くて仕事も満足にできず、
午後からの散歩もチベット体操もさぼり、
エアコンの部屋でゴロゴロして不健康。
で、こないだ見かけたタイ古式マッサージの店にTELすると、
なれない日本語ながら何とか通じたので、そのままGO。
行ってみると、20代の女の子が数名と、
30才前後の男性1名、それに仕切り役の50代女性が。
お客はこの時間誰もいませんでしたが、
一応の説明を受けたところ、
マッサージが60分3000円、90分4000円。
他に足つぼやオイルがありましたが、
迷わず60分コースを。
始まると、男性マッサージ師が、
「痛くないか?」「大丈夫?」
など、たどたどしい日本語で結構気を使っている様子。
で、「そこはもっとストロングに」とか、
「あっ、そこは痛い」などコミュニケーションも可。
結構激しい足踏みなど加わり、気分爽快のうちに終了。
(出典:https://twitter.com/sabaisabaihonjo)
それにしても、
カテゴリーキラーの出現
ですね。
他にも、素人を数週間で育成して歩合制でやっている所が2980円、
あと見かけるのが、初回2000円とかお試し500円とかのチラシ。
各種療法もデフレ極まれりという所で、
集客や付加価値の付け方に工夫をこらさねばならないようです。
(出典:http://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000281834/)
以前も戦略的プログラムについてお話しましたが、
今回は、「治療と経営の違い」について、
以前書いた「ネクストマネジメント」から引用しておきます。
治療と経営の違い
ここでは、患者さんの集客に悩んでいる治療院の先生や、来院客のリピート率が低く悩んでいる先生に対して、行列のできる治療院をめざすステップを学んでいただきます。
先生が現在行なっている施術内容にもよりますが、おおよその目安として、新規患者数が月間30人未満、患者来院数が月間150人未満の治療院は、すぐに手を打つべきだと思われます。
■先生は、「治療技術さえあればなんとかなる」と思っていませんか?「良い施術を提供して、患者さんに喜んでもらっていればお金は自然とついてくる。」ほとんどの先生はそのように考えます。
一昔前であればそうだったかもしれません。しかし、現実には腕が良くても廃業していく治療院がたくさんあります。現在は各種の代替医療のスクールもたくさん増え、当然ながら、それらの学校の卒業生のどんどん増えています。似たような技術を持つライバルも増え、患者さんからすれば、どの治療院を選んだら良いのかよくわからないのです。行列のできる治療院をつくるためには患者さんから選ばれる治療院になる必要があります。
■治療の仕事は職人仕事に通じるものがあります。ですから、技術の勉強はたくさんするけれど、経営の勉強をする先生は少ないのです。治療院は一つのお店であり、サービス業です。お店やサービス業では、お客さんを集めてきて、良い商品やサービスを提供し、繰り返し商品を買ってもらい、その見返りとして報酬を受け取ります。個人商店だろうと、大企業だろうと、お客さんを集めて、良い商品やサービスを提供し、繰り返し購入していただくことができれば繁盛します。
治療院も同じなのです。治療技術を高めることは、一般のお店で考えれば商品やサービスの質を高めることに相当するでしょう。しかし、商品やサービスの質を高めても、広告をしなければお客さんはやってきません。大企業も多額の広告費を使って自社の商品を宣伝します。テレビCMも流します。ダイレクトメールも届きます。新商品入荷のお知らせが届きます。
治療院経営だって、広告も必要だし、サービスの質を高めることも大切です。
結局、経営とは、
- 新しいお客を集めること
- そのお客がまた来てくれること
- 1人のお客の購入金額を上げること
大企業でも屋台のたこ焼き屋でも、どんな商売も基本はこの3つなのです。
治療院経営に当てはめてみましょう。
1. 新しい患者さんに来院してもらうこと
2. 来院してくれた患者さんがまた来院してくれること
3. たくさん来院してもらう、もしくはより単価の高いコースを選んでもらう
ということになります。この3つが出来ていれば間違いなく繁盛します。