次の巨大地震は(6)

「首都圏の地震の巣」

伊豆諸島を北上してきたVE過程の結果として起きた直近の巨大地震は、
1930年の北伊豆地震(M7.3)と1978年の伊豆大島近海地震(M7.0)だった、
と前回お話しましたが、
北伊豆地震直前には富士の火山性地震・大島の噴火・伊東湾での群発地震などが。
また伊豆大島近海地震の前にも、箱根山の噴煙・伊東付近での火山性地震や、
中伊豆町での地面の隆起など活発なマグマ活動があったといわれます。

問題は、それらの前震過程よりも、
より特徴的な後震過程だったと角田氏はいいます。
北伊豆地震では、以下のように地塊ブロックの境界で地震が起こり、
最後に起きた1931年の西埼玉地震が最大の後震だったということです。

 

p175

こうした特徴的な後震過程は伊豆大島近海地震でもみられ、
富士火山帯から東への震源移動が三回にわたって繰り返された、
本震で盛り上がった大島 一帯から、
ヒビが東へ割れていった結果だと角田氏はいいます。
「首都圏の地形は、地質年代にマグマに押し上げられることにより、
何ヶ所かにヒビが入り、これが断層に変わってブロックとなり、
丹沢・多摩・狭山・奥武蔵などの小さな地塊と、
その間の多くの断層で構成されている。
このため、隣同士の地塊が次々ズレ動き、東へ遷移していくように見える。
これが首都圏の地震の癖だ」
というのです。
富士火山帯でマグマが活発化すれば、
そのたびに地震がⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳに近い境界で集中して発生し、
ここが地震の巣となるというわけです。

p180

1987年に起きた千葉県東方沖地震(M6.7)は、
上記のⅢ地帯で起きた中規模の地震ですが、
富士火山帯に始まり埼都地震帯で終わる地震過程が、
やはり三回も繰り返されていたと角田氏はいいます。
この地域はいったん起これば都会のど真ん中の直下型となり、
伊豆・相模地域で巨大地震が起きれば、
その直後にもっとも警戒が必要となるエリアだということです。

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伊豆諸島へ移送されてきた熱エネルギーは、
以上のように、
首都圏に連鎖的に巨大地震を起こす
ということです。
問題は、どの辺に来るかで、
次回以降みてみたいと思います。
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(出典:http://matome.naver.jp/odai/2137792436038832601)

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