バラバラな地震情報
「統一的視点の欠如」
ネット上の地震情報ですが、
早いことは早いのですが、
メカニズムを理解していないので、
まるでバラバラな情報が寄せ集められている感じ。
例えばこれ。
「地震連発】中国で青海省でM6.4の地震!南太平洋でもM6.9の地震が発生!震度5前後の揺れ!」
でも、中国の震源はSCルートのまさに線上だし、
ここの先はいわゆる黄河中流域で地震の巣。
四川大地震(2008年M8.0)をはじめ、
巨大地震が度々起きているのです。
また、パプアニューギニアの地震は、
南太平洋から出てくるスーパープリュ―ムの西進線上なので、
ここも大地震が起こって当たり前な場所。
角田史雄氏の熱移送説を勉強すれば、
何ら驚くに当たらない、ごく当たり前の現象です。
恐らくこの若者、
さまざまな最新ニュースを集めるのに忙しすぎて、
まとまった本など読む時間がないのかもしれませんね。
実は私も、若いころ政治的なニュースを読むのに忙しく、
毎月たくさんの雑誌をとっていました。
「現代の眼」「世界」「展望」「潮」「現代の理論」などの月刊誌に、
「朝日ジャーナル」は週刊ですのでサイクルが短い。
一体誰の言うことが正しいのか確認したかったのですが、
教科書はやらなくちゃならないし、
「マガジン」「ジャンプ」だって読みたい、
時間がなくてそのうち自転車操業に。
で、ふと気付いたのです、
「ジャーリスティックなことよりも、もっと理論的なことを勉強すべき」
だと。そこから古典に入って行きました。
ですので、若い世代にいいたいのは、
少年老い易く学成り難し
ということです。
時々脱線してもいいので、地道に頑張ることです。