「ベーシックインカム」はどうなのか

「宗教と社会福祉はアヘン」

先週、高度福祉社会の深刻な問題と指摘した件で、
「ベーシックインカム」について考察すべきといいました。
この概念何故登場して来たかというと、

これまで、公平で適切な社会保障を効率よく行うために、様々な制度が作られ実施されてきました。しかし、誰に、どの程度の支援が必要なのかを適切に判断し、支給を行うことは大変難しい

ためとされています。
で、そのメリットは、

1.生活保護のような厳しい給付基準がなく、援助を必要としているひとが排除されない(平等)。
2.働いても受給額が減らないから貧困層の労働意欲を阻害しない(市場の活用)。
3.年金制度や生活保護などを一元化して行政のムダを削減できる(小さな政府)。
4.最低賃金や解雇規制のような非効率な労働者保護を廃止できる(規制緩和)。

とされています。その代わり、
「ベーシックインカムが招きよせる「暗い未来」
も現実化し、それは、
「【強制労働】【超監視社会】【鎖国】」の3つだとされます。

(出典:https://thepage.jp/detail/20140820-00000006-wordleaf)

まあ、そこまでしなくても、
現在の日本の社会福祉の予算を多少増やしていけばよいのではないか、
と考えるのが多数派ではないかと思われます。
つまり、
「スウェーデンは税金は高いが、各種社会保障は充実していて医療もタダで教育も大学までタダで、老後も全て国が面倒をみてくれ、街並みは美しく整備され子供達の笑いが溢れて犯罪は皆無の素晴らしい理想国家」
というのに代表される、所謂「北欧信仰」です。
しかし、高度福祉社会といわれる北欧の現状はどうかというと、
なかなか厳しいものがあるようです。
最近スウェーデンで大ヒットし、ハリウッドにも移植された小説に、
「ドラゴン・タトゥーの女」というのがあるそうですが、
この内容たるやまさに北欧病といっていい位典型的、
北欧が決して希望にあふれた光の国ではないことが分かるようです。

(出典:http://www.club-t.com/special/abroad/north-europe/spot.htm)

ただ、上記に引用してきた論者達には何か欠けている部分があり、
それはいずれも脱イデオロギー的であるという点だと思います。
私など、学生時代に左翼だったせいか、
高度福祉などというより、国家独占資本主義段階の労働者懐柔策
というのが当たっている気がするのです。
つまり、

国家独占資本主義は、国内の労働者を懐柔するため、社会保障政策を行ったり、財政政策による高雇用政策・持続的成長を目指す方向へと転換していく。ところが、過剰の解消が進まずに経済が再び停滞する中、こうした方針を再度転換し、再び帝国主義時代のような対外膨張政策(アメリカを中心としたグローバリゼーション)が行われている

という見方です。
元々、社会保障なんてものの位置づけは、

社会保障は社会政策に取って代るというような見解には反対であり,それよりも,むしろ社会保障は社会政策の一部が国家独占資本主義の発達段階において,政策対象の領域をより拡大し,本来社会政策ではないが,それにその近隣の領域,具体には社会福祉とか社会事業を包括した政策体系

なのだという小林 端五教授の説明の方がスッキリするのです。
いずれにしろ、宗教同様、
社会福祉は自由を求める民衆にとってはアヘン
なのだと考えております。
前に支配の麻薬といったのはそういう意味で、
ただ単に、飯が食えればいいというものではないということです。

(出典:http://buzzap.jp/news/20111220-opium-addicts-photographs/)

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