資本の支配が強まる中で

「人間の尊厳とは」

国家独占資本主義段階の、
あるいは国際金融資本の時代の社会は、
独占利潤のために過剰な消費を強制していく社会でもあります。
当ブログでも取り上げた大岡昇平は、
「現今の社会は、もっと食べろ、もっと旅行して、もっとSEXしろ、といっているだけ」
と言い表したわけですが、
こうした社会は、高度資本主義社会とか高度消費社会とも呼ばれています。
で、その実態は

そもそも高度資本主義は、資本家がすでに満ち足りた環境にある一般消費者の欲望を喚起し、大量消費を引き起こすことで成り立っている。日々のTV・CMにおいて、目新しい商品が怒濤のごとく押し出されてくる。あまりの新商品の数々に、目眩がしそうである。そのなかで、一般消費者は、ほんのごく一部気に止まった商品を店で手に取り(あるいは、インターネット検索をし)、ためらいながら購入に踏み切る。ゆえに、自社商品が認知されて、新規顧客を作り出すまでに、どの会社も気が遠くなるほどの巨費を投じている。そんな状況で資本家にとり一番望ましいこと。それは”ひいき客”を作り出すことである。彼らは、一度ひいきにした商品は、宣伝によらずとも、繰り返し購入する。しかし、もっと有効に消費者を商品に惹きつけておく手段がある。それは”●●(商品・サービス)の依存症にすること”である。「●●なしでは生きていけない」という消費者がたくさん生じる状況は、資本家にとり極めて魅惑的な状況であり、一方消費者側にとってはひどい悪夢である。このような構造はもちろん、おおっぴらにはされないが、”マイルドな依存環境”の構築は着々と進められている。

という感じでしょう。

(出典:http://twinavi.jp/topics/tidbits/53bfa71e-5028-443b-b9a9-3b935546ec81)

物が豊富にある方が、不足しているよりいいではないか、
と仰る向きもあるかもしれませんが、
事はそう簡単ではありません。
こうした社会では、

モノ(商品)を買う行為は欲求充足の他に「自分らしさ」(オリジナリティ)を主張する言語活動の一面があり、他者との差異をつけ、個人のアイデンティティを社会の中に定位させる道具である。これは消費社会において無意識のうちに強制されており、「自分らしさ」の追求は消費社会というお釈迦様の掌の上の孫悟空の様なものに過ぎない。
こうした「記号」という商品の価値が、本来の使用価値や生産価値以上に効力を持つ社会が「消費社会」

と呼ばれるものの本質だからです。
そこにおける自由とは、
独占企業や国際金融資本の作り上げるイメージの範囲に限定され、
確実な情報操作の中で「自由に」選択することが出来るだけなのです。
例えば、TVのチャンネルですが、
私たちは「自由に」選んでいるようで、
その実、その内容は資本により予め検閲されているわけです。

(出典:http://d.hatena.ne.jp/tarou310/20130303)

こうした状況は、
人間というものを形作る基本的文化を破壊し、
人間の拠るべき根本的基底層をないがしろにしてしまいます。
資本の論理が貫徹していくと、

たとえば書物は文化的資本の最も象徴的なものであるにもかかわらず、資本主義市場が書物を擁護したり保護したりしたことは、ほとんどないのだ。書物は靴下やCDや自動車とまったく変わらない商品にすぎないとみなされたのだ。もし書物を文化的資本とみなすなら、書物の生産・流通・消費のプロセスのどこかで利潤の法則が逸脱しているはずなのに、そんなことはこれっぽっちもおこっていないのだ。逸脱した書物をつくったところは、赤字になり、買収の対象になり、そして市場から退散するしかなくなるだけなのだ

といえるのです。この行きつく果ては、

かつては権力や支配層が「思想と猥褻の検閲」をしたものだが、これからは売れる商品だけをふやすために、「資本による検閲」が始まっていくというのだ。儲かるものしか作らないというのは、儲からない内容を資本が検閲しているということなのである。
すでにアメリカでは、いくつかの出版社を例外として、大半の出版社は8つの巨大メディア企業による支配下に入ってしまった。もはやメディアにおける利潤の追求は文化の否定に近づいてきたのである。
実はすでに芸術が瀕死の重症なのである。ゴンブリッチが予告したように、芸術の生態環境が破壊されれば芸術はそれほど遠くない将来に死ぬしかないにちがいない。われわれはジーンズやコカコーラを文化だとみなしたことによって、実はそれ以外の文化をすっかり病気にさせてしまったのである。

ということになります。
私たちは、
今こそラディカルな反撃の意思を示さなければならない
のですが、
その方法はあるのでしょうか?

(出典:http://credo.asia/2014/09/06/fast_food/)

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