少子化の原因

「ネトウヨのお粗末さ」

時々読む保守的なブログに、
「父親一人の収入で家族が賄えた頃は、専業主婦システムはひとつの解決法たりえた。ところが現代では、結婚なんて経済的にとんでもないという人すら珍しくなくなっている」
というのがあったので詳しく見てみました。
引用された女性医師の話は、
医師というハードな仕事に女は向いていないのではないか、
という趣旨の内容だと思いますが、
どうもブログ主は、これを少子化の話にすり替えている。
それで、 少子化の最たる原因を所得水準の減少であるとして、
さらに、
「一夫一婦制を廃止して1%の富裕層は複数の妻を持てるようにすれば、それぞれの妻は専業主婦として子育てすれば少子化は防げるのではないだろうか。戦前などでは富裕層はお妾さんがいて、子供がいるお妾さんもたくさんいた。ヨーロッパでは婚外子が半数以上を占めるようになった。それだけ未婚の母が多いということだ。だから婚姻制度は過去のものとなりつつある。」
などと結論付けている。
いつも感じるのですが論理がとにかくごちゃまぜで、支離滅裂なところがある。

まず少子化の問題から見ていきますと、
確かに十分な所得がなければ結婚や子育てなどが進まない、
という傾向ももちろんあるのですが、
では、世界的に子供の比率を見るとそれが間違いであることが一目瞭然。
一番低いのが日本韓国・ ドイツイタリアスペインなどで、
中国・ロシアなども世界的に見るとかなり低い方です。
逆に高いのは、アフリカ諸国、 フィリピンインドバングラデシュなどの国々。
このグラフを作った論者も、
「 日本の子供比率の低さには多種多様な理由があるが、医療体制・技術の充実や、社会保険環境の整備安定化による平均寿命の伸び、結婚関連における社会習慣の変化、社会環境の整備や生活の安定化に伴う子供生育のコスト急騰、そして乳幼児の死亡率低下などを理由とする、「先進国病」ともいえる出生率の低下が大きな要因」
と分析しています。

あと、子育て世代の所得の減少ですが、
特にここ20年ぐらいがひどいのではないかと思われます。
もう、韓国の最低賃金が日本を追い越す寸前まで来ていることを考えると、
この20年ぐらいの日本の経済政策の失敗が大きな原因。
それとマクロで考えれば、
資本主義というものは高度化すればするほど労働者を窮乏化させるシステムで、
マルクスがつとに指摘していた問題です
ちょっと考えてみれば、50年前は私の田舎町など、
職人が荷車に物をのせて周辺を配達するだけで食べられたり、
零細な小売業がいっぱいあって、
今のスーパーマーケットなどよりはるかに少ない売上でやっていた。
では、今のスーパーマーケットが儲かっているのかというと、
利益の大半は土地建物・什器備品・広告宣伝費・水道光熱費など、
国家独占資本に貢がれているわけで、大半の決算はカスカス。
だからといって、
昔が一律に良かったとは言えないところに問題が潜んでいるわけで、
ネトウヨのアプローチはあまり学問的ではない
というのが今日の結論です。

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