肩書好きの歯医者
「派手好きは間違いの元」
このところ、
緑内障や白内障、また加齢黄班変性の最新知識を得るべく、
各種の記事を検索しているのですが、
その過程で一人の人物に当たりました。
で、名前が堀泰典という人なのですが、
肩書きが医学博士・歯学博士・薬学博士と仰々しい。
もともとは歯医者の学校を出たようなのですが、
その後博士号を三つ取ったらしい。
1956年生まれの現在63歳ということですが、
酒とグルメで飽食した感じの顔つき・体つき。
この時点で既に怪しいのですが、
ホームページには各地の神社やお寺などの総代を務めるなど、
宗教関係の名誉職もいろいろやっている。
田舎の人など初めて名刺を差し出されたりしたら、
ちょっとびっくりしてしまうのではないか。
しかし、私もいろいろな人々とあっているうち、
肩書きの多い人ややたらと目立ちたがる人、
また、有名な誰それを持ち出してみたり、
果ては、皇族の血筋であるというような人々は基本的に信用できない。
実際、この人のホームページに日本の結界というのがのっていて、
これをのぞいてみたところすべて歴史的な間違いの産物。
レイラインとか鹿島神宮と伊勢神宮を結ぶラインとか、
いろいろを出しているのですが、
ヤマトタケルノミコトにまつわる聖地伊吹山や、
神武東征神話にまつわる熊野本宮などをみると、
明らかに間違っていることがわかる。
なぜかといえば、古代史論のこれから書く部分なのですが、
「ヤマトタケルは景行の太子で、仲哀はヤマトタケルの子。成務が豊前の天皇に、ヤマトタケルは豊後安岐津の天皇に。東国への遠征はナシ。 」
というのが兼川晋氏の説で、YE/NOで見てもその通り。
また、既に書いたところですが神武は筑豊に東征したのですから、
伊吹山などが出てくる筋合いはない。
最近は第3者の言説の信ぴょう性を見る場合、
古代史をきちんと把握しているかどうかが一つのメルクマールになる。
ここを押さえていないということは、
天皇制や日本国家の共同幻想もきちんと把握できていないということになり、
人柄そのものが信用できないということになる。
この人物もネット上では過去に警察ざたになったことが大々的。
大阪市中央区の健康用品販売会社「玉てばこ」が、国際的な非政府
組織(NGO)「国連支援交流財団」(本部・ニューヨーク、東京
事務所・千代田区)向けの出資金を経費に仮装するなどの手口で法
人税約3億3600万円を脱税した疑いが強まり、大阪地検特捜部
は30日、実質的に同社を経営する医学博士で歯科医師兼創価学会
員の堀泰典容疑者(44)=三重県四日市市=ら3人を法人税法違
反容疑で逮捕し、大阪国税局査察部と合同で同社など関係先数十カ
所を家宅捜索した。
逮捕されたのはほかに、堀泰典容疑者の父親で同社社長兼創価学会
員の堀泰司容疑者(76)=四日市市=、団体役員兼創価学会員の
汐崎功容疑者(50)=大阪市旭区。特捜部の調べに対し泰典容疑
者は容疑を認め、泰司容疑者は「脱税するつもりはなかった」と否
認。汐崎容疑者も「いいかげんな申告だと思ったが、脱税とは思わ
なかった」と否認しているという。
民間の信用調査機関などによると、「玉てばこ」は健康器具の通信
販売事業を手がけており、疲労軽減などをうたった指輪の販売で業
績を伸ばした。泰典容疑者はそのかたわら三重県鈴鹿市内で歯科医
院を開いており、脳神経の研究で博士号も取得している。
関係者によると、泰典容疑者は、国連支援交流財団が1998年に
ニューヨークの本部ビルを取得した際、「玉てばこ」から資金を借
り入れ、同財団側に約4億6600万円を出資した。約束の期限ま
でに返金されなかったとして、「玉てばこ」の貸し倒れに仮装し雑
損失に計上した。また、これ以外にも実在しない寺に対して約4億
円の寄付をしたかのように見せかけていたほか、約1億円の架空仕
入れも計上。これらの手口で、99年3月期の1年間に実際は約1
1億3000万円あった法人所得を約1億5900万円と申告。本
来約3億9100万円納めるべき法人税を約5500万円しか納め
ていなかった疑いがもたれている。
泰司容疑者は一連の脱税工作を共謀していたとされる。汐崎容疑者
は依頼を受けて脱税を指南し、不正な申告書を作成した疑いがもた
れている。
大阪国税局査察部は昨年11月、国税犯則取締法に基づき同社の強
制調査(査察)に着手し、調べを進めてきた。
国連支援交流財団は、国連の活動の支援と理解を目的として、日米
の政治家や財界人らが88年11月にニューヨークに設立。国連内
で活動する資格をもつNGOで、募金や世界国会議員会議の開催な
どの活動をしている。
結局は金と名誉が欲しかっただけの田舎者
ということで、
推測は大当たりだったと考えられます。