山田國廣氏の放射能本(3)

「元を絶たない限り不可」

昨日お話しした「重要な放射線変動の構造変化」のうち、

①降雨0日には事故前に存在しなかった「日変動リズム(1日一回ピーク線量がある)を生じていた。
⑤降雨日には雨量に比例してピーク線量が上乗せされていた。

の2点を合理的に説明するにはどう考えたらいいか。
山田氏は以下のように説明しています。

2017年七月の九州豪雨、八月の秋田・青森や滋賀県長浜などの豪雨時に、ピーク上乗せ線量(平均線量からピーク線量までの差)が0.04μ㏜/hを超すようなスパイクが生じた。この原因について、私は福島第一原発から放射能放出が継続しており、低空(1km以下)を日変動リズムで日本全国へ飛来し、上空8~13kmの偏西風帯にはCs-134・Cs-137が上昇し、その核種が北半球の偏西風循環帯に蓄積して
二層の放射能汚染帯を形成し、日本上空でも降雨があると自然系核種であるBi-214に加えて二層の放射能汚染帯からCs-134・Cs-137が合算されてスパイク線量を作り出していると考えている。

これに対して、専門家からは、
核実験やチェルノブイリ時の放射能が大陸から飛来しているのではないかとか、
原発周辺には放射能が大量に降下しているのでそれらが舞いあがっておこる現象ではないかとか、
自然系核種であるBi-214が原因ではないかという指摘もあったということですが、
山田氏は上記に述べた二層の汚染帯説が正しいことが、
最新のデータで証明できたのだと述べています。
簡単に作図してみるとこんなふうな感じで、
列島の上空周辺はこのような半閉鎖環境が形成され、
止まらない福島第一から新たな放射能がどんどん追加されて、
列島がすっぽりと覆われていくようなイメージになるのでしょうか。

そして重要なことは、
放射性プルームの経路というのは、
何百年も何千年も前からの海風・陸風の流れが固定しており、
福島第一からの流路は事故当時と変わらず、
今も同様に広がっているという点です。
下の図を見てもらえばそれがわかると思いますが、
伊豆半島以下はまず御前崎に到達し、
ここから愛知県岡崎から名古屋を経て、
琵琶湖の下側を京都から大阪へ進み、
そのまま瀬戸内海を直進して九州に到達するわけです。
これら各都市のγ線量が異常に高いのも、
プルームの経路にあたっているからと言えるわけで、
観測結果が事態を雄弁に物語っていると考えられます。

こうして全国各地の外部被ばく積算線量は、
福島第一からの放射線放出を止めない限り、
どんどん高くなっていくわけですので、
それを防ぐためには福島第一の石棺化が早急に行われる必要がある。
それと、現在放射性プルームの移動経路にあたっている場所は、
福島第一の石棺化がなされない限り居住すべきではないということになります。
山田氏の指摘は以上のように、
私たち日本国民に対する緊急の助言だといえるようです。
但し、氏の提起した問題は、
あくまでもγ線のデータに則ったものでβ線については触れていない
といえます。
β線は現在のモニタリングポストでは感知できないわけだし、
稼働中or休止中の原発からの希ガス類とヨウ素にトリチウム、
などの影響はどうなるのかも考慮しなければならないのですが、
これについてはまた別の機会にしたいと思います。

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