放射能汚染への対処

■稼働中or休止中の原発の危険度

山田國廣氏の精緻な考察により、現在みられる全国各地の高線量は決して一時的なものではなく、今後も増大していくことが判明した。しかし氏の問題提起はあくまでもγ線の観測結果に則ったもので、β線については触れていない。β線は現在のモニタリングポストでは感知できないし、稼働中or休止中の原発からの希ガス類とヨウ素にトリチウムなどの影響がどうなるのかも考慮しないと本当のところは分からないといえる。

稼働中の原発については、

放射能は体内に入った場合、γ線よりβ線の方が危険だといわれる。β線は電子なので、体内の電気的制御を直接破壊するし、細胞内でβ線熱傷を引き起こすからだ。化合性がないから安全といわれた希ガス類も、呼吸から体内に入れば有機化することがあることも明らかになり、長期間、体内に滞留してβ線を放出することも知られてきた。クリプトンには生殖毒性も指摘されるようになった。おまけに国や原子力産業は必死に隠しているが、希ガス類のなかでヨウ素131,クリプトン85、キセノン133、ラドン222などは非常に重く、100mより高い原発煙突から放出されても、重いため地表に降下し、気団のまま地表を徘徊する性質が指摘されている。つまり、我々が呼吸する大気に希ガス類が存在すれば、当然、β線内部被曝=β線熱傷による喘息などの呼吸障害を引き起こし、喘息と心臓病が密接な相互関係にあることが明らかにされていることから、心筋梗塞や心不全と直接の関係を持っている疑いが強いのである。

と考えられる(「東海アマブログ」より)。

問題は休止中の原発で、これが危険であるのか否かをYES/NOてみた結果、安全という結果が得られた。わが国の原発は2011年の東日本大震災を契機にほとんどが休止状態になったのだが、ではなぜこれら休止中の原発の周辺で異常な病気の発生が高率なのか。
考えられる合理的な理由は、過去に稼働していた頃の汚染がまだまだ影響しているということで、汚染の主体が半減期約 30年のCs137であるので当然のことである。

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このように見てくると、九州などは一見低いが、これはγ線のみの話しで、異常な病気の発症率が高いのは、玄海・薩摩川内・伊方の再稼働に伴うβ線が関係している。同様なことは、複数の原発が稼働中の若狭湾周辺にも当てはまる。さらに、現在休止中でも過去に稼働していた原発を抱えるエリアでも、明らかに病気の発生率が異常であることが見て取れる。

■日本政府の被爆基準は高すぎる

前も述べたように、被曝線量の許容限度は福島第一の事故前までは、原子力基本法により年間1mSvであったが、事故後日本政府は、原子力災害特別措置法に基づく原子力緊急事態宣言のもと、許容限度を年間20mSvへと引き上げたまま、これを再び引き下げる施策は講じていない。

■日本政府の食品に関する基準は緩すぎる

放射性物質濃度(Bq/kg)
放射性セシウム
(セシウム134,137)
飲料水10
牛乳50
乳児用食品50
一般食品100

この基準はチェルノブイリ原発事故後のウクライナの食品基準(飲料水=2Bq、パン=20Bq、ジャガイモ=60Bq、野菜=40Bq、果物=70Bq、肉類=200Bq、魚=150Bq、ミルク・乳製品=100Bq、卵(1個)=6Bq、粉ミルク=500Bq)と比べて非常に高い。この当時、ドイツにおける食品摂取基準は、幼児の場合キロあたり4Bq、大人で8Bqであった。内部被曝が外部被曝の600倍から1000倍ほどの危険性があると言われていることから考えると、日本の規制値は高すぎて問題にならない。

また、放射能検査実施済みの場合でも、検出限界値を高めに設定して「不検出」としている生産者サイドの所が多いので、安心はできない(福島県のほとんどがよい事例)。

さらに、検査機器にも信頼性の低いものがあり、検出限界値が異常に低いようなケース(0.5Bq/kgより高い精度)は疑ってかかる必要がある。

■福島第一から放出された放射能の量は広島型原爆の100~400倍

識者によって違いはあるが、今回の事故で放出された放射能の量は広島型原爆の100~400倍とされている。因みに、中部大学教授の武田邦彦氏によれば、

「広島・長崎でもたいした事は無かったのだから、原発が爆発しても驚くことはない」という話しが専門家でも言う人がいたので、急いで否定しておいた。
(1)原発はウランの量が膨大で約60倍、(2)放射性物質量は200倍であり、当時、私が急いで計算したときには広島原爆に比べて福島原発事故では200倍だった。
また、広島・長崎でも1万人から10万人程度の被害を出しているという現実から見ると、あまりにも事実を無視した話しだ。

とのこと。広島長崎とは次元が違うのが今回の事故であり、「玄米とワカメの味噌汁と塩」等々によって放射能の害が消えるなどと牧歌的に考えることは許されず、内部被曝を避けるため汚染した飲食物はできるだけ摂らないように注意すること。

■食品の汚染状況

 

右図で、

□(白色)の陸地=秋田・北海道は、概ね安全な地域だが、青森県六ヶ所村や東通原発の影響で北海道・渡島半島は個別に注意する必要あり。

(黄色)の陸地=北は六ケ所村・東通原発の影響で青森県、放射性プリュームの影響で岩手県が要注意。
関東甲信越以西の農作物に関しては、必ずしも安全とは言いきれないのが実情。
特に、軽い土壊汚染はフォッサマグナ (糸魚川静岡線)あたりまで広がっており、要注意と考えられる。

フォッサマグナ以西に関しては、個別の農作物ごとに判定していくしかないのが実情。

(赤色)の海域=焼津以北から襟裳岬・函館までの太平洋岸の魚介類は、危険なので摂取禁止。

□(白色)の海域=新潟以北・北海道については、宗谷岬から知床半島を経て襟裳岬あたりまでが安全な境界であろう。

(黄色)海域=日本海側の海域は、若狭湾の原発群からの影響と韓国の古里原発が 90年代からの事故が終息しないため、要注意と考えられる。また九州の沿海も再稼働を始めた玄海・薩摩川内・四国の伊方等の影響で要注意となつている。また、瀬戸内の全域も放射性プルームの経路にあたるため要注意。

影響が少ないと言えるのは、土佐湾周辺の海域という結果が。

個別的対処

危険地域の農産物や魚介類は避けるべきで、外国産に切り替えるとかの工夫が必要。
ただ、本州四国九州の西半分がほぼ要注意エリアとなっているため、長期過剰摂取に注意すべき飲食物や放射能を吸収しやすい品目についてリストアップしてみる。

    • 水道水は、その他要因も考えると不可で、放射能対策グッズを用意すべき。
    • 日本茶は静岡県産はもちろん、内地産は禁止。沖縄産または外国産のお茶にすべき。
    • 米・味噌醤油などは、北海道産・秋田産にすべき。
    • 梅干しや梅加工品なども、北海道産・秋田産にすべき。
    • 海藻類は有明海の海苔まで不可、外国産にすべき。昆布は北海道の安全海域であれば OK。
    • コンニャクやレンコンなど土の影響が強いものは、国産をやめて外国産にすべき。
    • 木の実は放射能を吸収しやすいため、全域で避けること。
    • 山菜・きのこ類は放射能を吸収しやすいため、全域で避けること。
    • 淡水魚は放射能を吸収しやすいため、全域で避けること。
    • 野生鳥獣肉は、全域で避けること。

※2023年8月日本はALPS処理水の海洋放出を強行
近隣諸国が反対する中での暴挙であり、この処理水にはトリチウムのほか複数の核種が含まれていることが既に判明している。このため日本近海の汚染は下図のように北海道東岸迄拡大し、列島近海の海産物は利尻付近を除き全域で摂取すべきでなくなった。

■加工食品について

原材料の産地に注意すべき。
例えば、日本酒について言えば、米および米麹が国産とあるものは不可。○○県産と表示があり、その県が上記安全地域であることを確認すること。
また、醤油について言えば、大豆が国産とあるものは不可となり、あとは上記に準ずる。
そうした原則で考えると、一般的に販売されている加工食品は食品添加物の問題もあるので、できるだけ避けた方がよい。
さらに、外食産業は最も安い産地の原材料を使用する傾向が高いので、外食もできるだけ控えるべきである。

■自家製野菜の勧め

上記のように見てくると、よく使う基本的な野菜などは自家栽培で収穫した方が安全と思われる。但し、水と土を北海道産のものに変えていくことが前提。

■畜産物について

動物も呼吸による内部被ばくの影響を受けるので、環境放射線量が低いエリアの乳肉卵が望ましい。

■除染については

イラスト付き「放射能を少なくする家そうじ」ができました。できることから、はじめたいを参照

■ガイガーカウンターについては

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