高市政権とは
高市政権に対する副島隆彦氏の見方をご紹介。
 表題は、
 「高市政権は、アメリカが作った、『ザ・カルト・オブ・ヤスクニ』集団である」というもの。
今の日本の政治情勢は、すべてはアメリカが仕組んで、不正選挙を実行してまで、実現したものだ。 私は、不愉快なまま、「アメリカはここまで、何でもやるんだな」と怒る。
――(中略)――
アメリカは露骨なまでに、属国の1つである日本への干渉どころか、政権の人事にまで手を突っ込んで、顔ぶれを決めた。それは、親会社が子会社の社長を決めるのとほとんど似ている。子会社の中の、役員会議では人事が決まらないことと似ている。
私、副島隆彦が、ずっと主張してきたとおり、アメリカ(トランプ政権)は、日本を、中国にぶつけるための最前線での手駒(てごま)として使おうとする。日本国民は、中国と戦争しようなどと誰も思っていない。しかし、アメリカはそんな属国群の気持ちなど考慮しない。自分にとって必要なことをする。
私は前にも書いたが、トランプは中国の習近平が一番嫌がることをする。習近平が自分との交渉の場になかなか出てこようとしない(30日に、ソウルで会談すると決まった)。
だからトランプは、苛立って、日本および東アジアを操(あやつ)る、それぞれの国の当番の担当者たちに命令する。 「お前たちの好きなようにヤレ。日本からさらに資金をアメリカに奪い取り、防衛費を増額させて、対(たい)中国での脅しと、中国をこちらの誘い掛ける手段にせよ」という考えである。
私は、参政党の動きが、今度の政局ですこしも表面に出てこないことを不思議に思っている。アメリカは、参政党の神谷宗幣(かみやそうへい)を徹底的に育てる気である。この政党は、統一教会の別動隊であり、幸福実現党が姿形を変えた集団だ。
次の総選挙(衆議院選挙。来年2026年だろう)で、参政党を大きく勝たせて、衆議院議員を50人ぐらいにまで増やして政権を取らせる考えだ。そのときには、自民党も追い詰められて、ハト派の勢力(まじめな全国の経営者たちで、戦争をしたがらない人たち)と、統一教会系の「中国と戦うぞ」という狂信的な者たちとに分裂が起きるだろう。
――(中略)――
副島隆彦は、より大きな目からは、日本の目下の政界変動については、あまり心配していない。アメリカがいくら日本を操(あやつ)っても、その力はあと2年が限度である。高市政権は短命で終わる。 日本国民はバカではない。腰をどっしりと下に落として、アメリカの国力が大きく低下するのをじっと待っている。
日本の今の高市早苗に代表される統一教会の勢力(反共右翼。日本に500万人いる)は、あと数年で勢力として衰退していくだろう。それはトランプ政権が終わる、あと3年の2028年になるとハッキリする。
トランプも、そのときには81歳で、ボケが進行して、今のような腕力政治を毎日、毎日、世界中に見せつけるようなことはできなくなる。アメリカの金融危機から始まって、財政崩壊を起こして、米ドルと米国債の信用が大きく落ちる。それが2028年である。それまで私たちは、じっと我慢していればいい。今のような政治変動程度でビクつく必要はない。
このように見てくると、
 米国の没落まであと3年ぐらい、それまで日本国民はひたすら耐えて世界情勢の変化に対応していかなければならない
 と思われます。
 