日中韓首脳会議の記者会見

「ゆるいのかぬるいのか」

中国で開かれた日中韓首脳会議はともかく、
26日夕方の NHKニュースで流れた安倍の記者会見は、
3ヵ国の「共同文書」の内容とはまるきり違い、
御用記者の解説と相まって、
国民をたぶらかすような内容で聞くに堪えなかった。
安倍いわく、

「北朝鮮の完全な非核化へ向け、米朝プロセスを後押しすることが重要だ」
「北朝鮮の弾道ミサイル発射が続いている。3カ国は強い懸念で一致した。北朝鮮はさらなる挑発行動は自制すべきだ。それが一致したメッセージだ」

というのですが、
そんなことは「共同文書」のどこにも書かれていない。

「われわれは、朝鮮半島の完全な非核化にコミットしている。朝鮮半島と北東アジアの平和と安定の維持は、共通の利益と責任だと再確認する。国連安全保障理事会の決議に従った国際的な協力と包括的な解決によってのみ、完全な非核化と恒久的な平和を達成できる」

大体、最初に金正恩とトランプが会見した時の合意事項は、
「朝鮮半島」の非核化だったのであり、
「北朝鮮」の一方的な非核化だったのではないはず。
それが日本のメディアではいつの間にか「北朝鮮」の非核化に変わり、
安倍達も北朝鮮敵視に凝り固まった悪質な虚偽をぺらぺら話す。
そして、国民の多くもそれを問題にしないことは、
「朝鮮半島の非核化」「朝鮮半島と北東アジアの平和と安定」、
に逆行するきわめて悪質な政治的プロパガンダを、
そっくりそのまま受け取ってしまっている。
忘れっぽいのか知的レベルが低いのか、
それとも植草一秀氏が言うように主権者国民がゆるいのか。
昨日話した内部被ばくに対する認識が甘いことを考えると、
この 30年の間に国民全体が劣化したと考えざるをえません。
劣化の理由にはいろいろありますが、
先進国の中で唯一一人負けの日本経済という要因が大きい。
そして一人負けした原因は、
90年代の米国による完全な属国化の進行にあったのではないか。

しかし、日本的な枠組みを外してみた場合、
ヨーロッパやロシアから眺めると以下のようになる。

ノード・ストリーム2やロシアから黒海を経由してトルコへつながるタークストリームをアメリカが潰そうとしてきたのは、ロシアとEUが天然ガスによって結びつきを強めることを阻止するためだ。アメリカ政府は2014年2月にウクライナでネオ・ナチを使ってクーデターを実行して政権転覆に成功したが、軍事的な締め付けだけでなく、ウクライナを通るパイプラインを押さえることにあった。
ネオコンの計算では、ウクライナを通るパイプラインを押さえることでEUとロシアとの関係を断ち切り、EUへはアメリカのエネルギー資源を売りつけ、ロシアのマーケットを奪って経済を破綻させることができるはずだった。
ところが、ロシアはネオコンが想定しなかった行動に出る。中国に接近し、今では「戦略的同盟関係」を結んでいる。そうした関係が実現した一因は2014年9月から12月にかけて香港で行われた反中国運動、いわゆる「雨傘運動」が影響しているだろう。この運動の背後でアメリカやイギリスの情報機関が暗躍したのだが、これによってアメリカに対する警戒を中国は強めることになった。
ロシアと中国は鉄道、道路、そしてパイプラインで結ばれつつある。ロシアのエネルギー会社ガスプロムは天然ガスをヤクーツクから沿海地域のウラジオストックへ運ぶパイプラインを建設しているが、12月2日には中国への分岐点であるブラゴベシチェンスクまでが完成し、中国への天然ガス供給が始まった。そのネットワークを朝鮮半島の南端まで延ばすのがロシアの戦略で、アメリカはそれを阻止しようしている。

また、中国大陸から眺めてみると以下のような光景が広がる。

香港では学生と見られるグループが石や火炎瓶を投げ、建造物を破壊、交通機関を止め、中国系メディアのオフィスを襲撃し、洋弓で矢が射ると行った状況になった。そうした中、70歳の街路清掃人が投げられた石があたって死亡し、反中国派に抗議する57歳の男性、リャン・チーチャン(梁志祥?)が可燃性の液体をかけられ上に火をつけられて大火傷を負っている。
火だるまになった男性は体の28%を火傷して入院。回復しつつあると言われているものの、10日にわたって意識がなかったという。男性に火をつけたのは20名余りの反中国派で、すぐに現場から逃走した。
破壊活動は香港経済に大きなダメージを与え、市民から支持されているようには見えないが、11月24日に実施された区議会選挙では、「民主化」を掲げる勢力が議席の約8割を獲得したという。この勢力と破壊活動を続ける学生は別だと認識しているのかもしれない。
そうした香港にウクライナのネオ・ナチが現れ、話題になっている。ナチス、あるいは白人至上主義を誇示するような入れ墨をしたヨーロッパ系の人間がアジアに現れれば目立つ。にもかかわらずウクライナのネオ・ナチが香港を訪れ、その時の写真をインターネット上で公開しているということは、自分たちと香港の反中国運動が連携していると宣伝したいのかもしれない。

鎖国状態のこの国を超えて時々外国から世界を見てみることが必要ではないか
と思われます。

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