左翼の思想的貧困
「歴史的事実を見ていない」
毎朝ネット上の記事を見ているのですが、
 左翼の論者は多くがいまだに新コロ怖い論から抜け出せず、
 やれ抗体保持者が少ないとか、
 どこそこでクラスターが発生したとか、
 海外では PCR検査をさらに徹底しているとか、
 とにかく新型コロナ騒ぎの本質がどうも見えていない。
 これは新旧問わず左翼の特徴のようで、
 結局自分たちは日本政府の無策による被害者だ、
 というところが出発点になっている。
 それで彼らの理論的貧困さがどこに由来するのかと考えると、
 やはり天皇制の相対化ができていないところに問題がある、
 と思われるわけです。
 例えば上昌弘をとってみると、
 昨日のブログに以下のような記述がある。
事務作業の傍ら、NHKオンデマンドで大河ドラマを観ています。黄金の日々を全て観ました。市川染五郎、栗原小巻、さらに緒形ケンの秀吉は実にいいですね。善住坊の処刑シーンも久々に見ました
私たちは常々いうのですが、
 NHK大河ドラマとは学問としての歴史学ではなく、
 例えばこの安土桃山時代というのは、
 イエズス会が日本人奴隷の売買を目的として上陸したわけで、
 まさに統一国家を作らんとしていた織豊政権にとっては、
 中世奴隷制社会を終わらせることが一つの目的となった。
 それで秀吉は太閤検地を行い封建制社会を目指すわけですが、
 その過程で九州王朝論や 二中暦の存在に気付き、
 豊前王朝 =豊の国こそ正統な存在として、
 その家臣 =豊臣を名乗ったわけです。
 
以前も言いましたが、
 この左翼の連中は安部内閣がもう終わりだなどというのですが、
 安倍は自らの出自を『東日流外三郡誌』から明瞭に位置付け、
晋太郎と晋三夫妻は九〇年を前に『東日流外三郡誌』の概要を知ったと思われる。このとき、安倍晋三は安倍家が正統皇統の流れにあるが故に、朝敵とされた歴史を知った。明治の薩長政権の強大化の理由は、岸・佐藤家の本貫の山口県光市の田布施にあった南朝の生き残りの大室寅之介を、北朝の天皇とすげ替えた皇統の秘密に由来する。その秘密に安倍晋三の「政府の最高責任者は私だ」とする自負を接続するなら、一つは現皇室を長州の我々が作ってやったものだとする自負に加え、旧皇統の筆頭の安倍家の流れである我こそ正統皇統である以上、「国家の最高責任者は俺だ」とする自負が見え隠れする。
と考えているわけですから、
 左翼に何を言われようが平気の平左なのです。
 
同じようなことが麻生にもあてはまり、
 この男にとっても九州王朝論を知らない左翼など、
 何を言われようがヘッチャラなのです。
 もし左翼がこの男の祖先が、
 改竄前の九州王朝史たる古事記に記載されている、
 倭三山 =香春岳の一の岳を石灰採取のために、
 無残な姿に変えてしまった責任を追及したとしたら、
 これは麻生の責任ではないにしろ一族の最大の恥をさらすこととなるわけで、
 ボディーブローのように深いところで効いていくのではないか思われます。
 我が国の真の歴史をまるきり抑えていない
 点がこの国の左翼の皮相なところであり、
 国民も古事記日本書紀の改ざん後の歴史しか知らない、
 ことが欧米金融資本による収奪を可能としていると思われます。
 
 
 