日本中世・近世・近代史への射程(4)

「戦後の農地解放は何をもたらしたのか」

本稿の目的は、(1)でも述べたように、
第二種兼業農家の自堕落な精神が歴史的にどのように形成されたのか、
を追求することが主体でした。
それを考えるうえで重要なことは戦前までの半封建的地主制が、
戦後いかに解体されたのかという点です。
いわゆる「農地解放」について専修大学教授の皆川勇一氏は
それはなにもGHQによる解放などではなく、
戦前から存在した日本資本主義の構造的矛盾の、
米国の極東戦略に沿った一定の範囲内での改良であったと述べています。
そして昭和30年代までは食糧増産という掛け声のもと、
社会的な重要性もあった米や開墾政策なのですが、
昭和40年代以降はむしろ減反政策が取り入れられ、
要するに「働かない方が金になる」という風潮がまん延していくわけです。
農家収入の補てんのために「会津農書」に記されたような、
多様な商品作物の生産・販売を企図するのではなく、
特に第二種兼業農家と呼ばれる層においては、
米の単一栽培を前提とした完全な補助金漬け農業になってしまうわけです。
これこそGHQが目指した、
「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)」の完成像、
であり歴史上最も成功した占領政策と呼ばれる所以でもあるわけです。

コロナショックから既に3年以上たち、
世界でもまれにみるワクチン禍が起きている現在、
いまだに6回目のワクチン接種を喜んで受ける属国民というものは、
これが第三次大戦におけるまさに集団自決だと考えれば、
完全な敗北に自ら進んで向かっていると表現するしかない状況です。
現在私共の日本史研究はようやく中世まで差し掛かった所ですが、
そもそもこの研究は以下のような目的でとりかかったものでした

現在の或いは近代以降の日本国家を相対化するには、「天皇制の相対化」が本質的な課題となりますが、それは何もどこそこで万世一系が途切れたとか、ここで南朝が北朝に変わったとかをあげつらうことではなく、天皇制国家のイデオロギー的擬制を国家論のレベルで打破することが必要だと考えられます。室伏氏が語るには、「イデオロギー的な擬制としての自覚を支配層は時とともに失い、いつしか遠い昔から天皇は大和にあったとする錯誤に陥ったのに並行して、大衆に生じた〈奴隷的観念〉に吉本隆明は〈日本の敗北の構造〉をこう見た」のだということです。

『奇妙といえば奇妙なことですが、本来的に自らが所有してきたものではない観念的な諸形態というものを、自らの所有してきたものよりももっと強固な意味で、自らのものであるかのごとく錯覚するという構造が、いわば古代における大衆の総敗北の根底にある問題だということができます。この敗北の仕方は、十分に検討するに値するので、国家といえば天皇制統一国家という一種の錯誤、あるいは文化と言えば天皇制成立以降の文化というふうな錯誤が存在するのですけれども、その錯誤の根本になっているのは、統一国家をつくった勢力の巧妙な政策でもありましょうけれども、ある意味では大衆が、自らの奴隷的観念というもので、交換された法あるいは宗教あるいは儀礼あるいは風俗、習慣というものを、本来的な所有よりももっと強固な意味で、 自らのものであるかのごとく振る舞う構造の中に、本当の意味での日本の大衆の総敗北の構造があると考えることができます(「敗北の構造」より)。』

この国では現在、老いも若きも洗脳状態にどっぷり浸かっており、この先、膨張する中華帝国と統一される半島の傍らで、少子高齢化と科学技術の衰退に見舞われていき、中韓に追い越されるのは時間の問題だと考えられます。その時、日本国民はどんな態度をとるか。最悪のケースが洗脳が解けぬまま右傾化を強めていく方向であり、 核武装を考えたり、アメリカが守ってくれると思っていても、おそらく米軍は移転していき、梯子を外された日本国民はその時はじめて外圧にうろたえるのではないでしょうか。 私の日本史論は、近代が「欧米金融資本と跛行的近代」、近世が「ヨーロッパ人の来航と日本近世」、中世が「日本中世奴隷制論」という表題の予定ですが、最初に古代史論として「改竄された記憶 日本古代史論」が来なければならない。というのも、「旧唐書日本国伝」に「其の人、入朝する者、多く自ら矜大、実を以て対こたえず。故に中国これを疑う。」という記述があるからです。すなわち、改竄は「日本書紀」に始まり、遣唐使として中国に渡った日本国の使者は、その偽りの史書の言葉で自らの「歴史」を語り、中国側はそれを疑いの目で見たとされるからです。古代史の真実がこの国の学校で普通に教育される日がいつ来るかはわかりませんが、それを国民が―右から左まで―共有しない限りこの国の再生はありえないと考えられます。

しかしこの三年間で属国の民の阿保らしさを、
いやというほど見せつけられてきた身には、
この国の再生はあり得ずいったん解体して東アジア共和国の一員として出直した方が良い
というしかない事がお分かりいただけたかと思います。
そして「改竄された歴史」と「天皇制」が究極の問題だということに加えて、
属国伝統の「情報能力の軽視」が拍車をかけたという事も、
本稿をご覧いただいた皆様には既に明らかだと考えております。

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