山田國廣氏の放射能本(2)

「危惧は当たっていた」

さて、昨日に引き続いて勉強です。
一般に、時間(t)の関数である放射線量H(t)は、
クラウドシャインC(t)とグランドシャインG(t)の和として、
H(t)=C(t)+ G(t)とあらわすことができる。
クラウドシャインとは、「空気中の放射性核種から放出されるγ線」で、
グランドシャインとは、「地面に降下した放射性核種から放出されるγ線」。
そして、放射線量の「差分」とは、
あるt時の差分s(t)は、
s(t)=H(t)-H(t -1)で定義される。
つまり、放射線量の差分とは、
ある時間の放射線量から 1時間前の放射線量を差し引いた放射線量となる。
以上の関係を下の図に適用をすると、
差分のプラス側の線量は、
「放射能プルームが測定器周辺に到達したときのクラウドシャイン」を示している。
また、差分のマイナス側の線量は、
「プルームが測定器周辺から離れていく時の減少分」を表している。
この考えを下の図に適用した場合、
第1ピークの44.7μ㏜/h =19.26(クラウドシャイン)+25.44(グランドシャイン)
第2ピークの38.7μ㏜/h =11.5(クラウドシャイン)+27.2(グランドシャイン)
第3ピークの32μ㏜/h=5.3(クラウドシャイン)+26.7(グランドシャイン)
という形であらわされることになります。
そうすると、放射線量にピークがあると、
必ずその時は差分がプラスになり、
上記のように放射線量はクラウドシャインとグランドシャインの和になる。
但し、プルームが到達していない時はクラウドシャインはほとんどゼロ、
すなわちC(t)≒ 0であり、
この時の放射線量H(t)≒G(t)となり、
より実態に合う形で私たちが認識できることになるわけです。

東日本大震災 =福島第一の放射能漏れ以後の、
全国のモニタリングポストのデータを分析したところ、
事故前にはなかった以下の重要な放射線変動の構造変化が起こった、
と山田氏は指摘しています。
それはどのようなものかというと、

①降雨0日には事故前に存在しなかった「日変動リズム(1日一回ピーク線量がある)を生じていた。
②Cs‐134、Cs‐137の降下によりグランドシャインの一次的上昇が起こる。
③降雨時は地面に降下したCs‐134、Cs‐137の水によるγ線遮へい効果により一時的な線量低下が起こる。
④事故前の平均線量に比べて事故6年後の平均線量は全国各都市で増加している。
⑤降雨日には雨量に比例してピーク線量が上乗せされていた。

といった現象なのだと説明されます。
このうち④の
最近1・2年の平均放射線量の増加傾向
ですが、
その原因は 2号機放出プルーム中の放射性核種が、
Cs‐134 =半減期約2年とCs‐137 =半減期約 30年となったことだ。
初期に半減期の短い放射性核種から出ていた放射線が放出されなくなるとともに、
Cs‐134とCs‐137の降下量が増え始めたからなのだということです。
これはまた、②のグランドシャインの一次的上昇の原因でもあるわけです。
飯館村の池の泥を調べると、
0~1㎝のセシウム濃度が高い所から、
直近もプルーム降下があったことが判明すると氏は述べています。
実際、私個人の感覚としても、
従来さほど高くなかったエリアが、
次々と0.05μ㏜/h以上となって地図上に黄色くマークされるわけで、
やはり福島第一からは今も膨大な放射能が漏れていることになります。
明日は結論的にどうなるのかの見通しを語ります。

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