サバイバルの時代 2011年6月

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 皆さんお元気ですか、朝比奈です。

 大震災から早や3ヶ月になろうとしていますが、被災地ではがれきの除去・仮設住宅の建設・なども地域によってはなかなか進んでいないようす。特に、福島第一の放射能汚染は予断を許さず、避難されている方々のご苦労は大変なものとご推察致します。この問題が解決しない限り本当の復興はありえないと思われますが、一体いつになったら目途がつくのかすらわからない状態といえるのではないでしょうか。

 今回の地震を契機に、近いうち引っ越しをすべく家の中や仕事場の整理整頓に取り掛かっているところですが、今後の方針として、不要不急のものや今まで何となくとっておいたようなものも、一旦仕訳すべきだと思ったものです。一朝事ある時に身軽でいられることこそサバイバルにつながる唯一の方法であることを、今回の震災は教えてくれたような気がします。

 そういう観点で考えますと、今まで先送りしてきた政治・経済・諸個人の課題がすべて白日のもとにさらされたとも申し上げられます。保険や年金があてにならなくなる中、今後消費税率の引き上げや増税も検討されていることから、個人的な収支や会社の行く末も今までのような甘い基準で考えるわけにはいかなくなったと思われます。

 近未来に起こる出来事の予測は場を改めて発表したいと思いますが、この先日本列島が数回の地震や火山の噴火・原発事故に見舞われることは十分考えておかねばなりません。こうした時代、キーワードは「スリム化」となるのではないでしょうか。重複する保険や預貯金・借り入れ金を一本化し、使わない不動産や使用頻度の少ない家電・家具・車などを整理することです。また、現在ご病気の方は薬の種類をできるだけ減らし、自然治癒力を高めておく必要があろうかと思います。身の周りを簡素化したら、次は万一の時のネットワーク作りであり、人的つながりや緊急時の連絡方法などを見直すことが必要でしょう。そう考えれば今年は、来し方行く末を良く考えて自分の人生を方向付ける良い機会となるのではないでしょうか。

 では、来月またお目にかかりましょう。