見えてきた21世紀の姿 2020年1月

皆さんお元気ですか、朝比奈です。2020.01.png
レコード大賞や紅白に続き、年初めのサッカーや箱根駅伝などに酔いしれている日本の正月をよそに、海外では大きな事件が連続。先ず最初に米国によるイラン司令官の殺害で、12月末の米大使館襲撃への報復というのですが、そもそもイラク政府の下で活動している義勇軍を米軍が一方的に空爆したのが始まり。大体、英米による油断地帯の占領が違法なのは、9.11がやらせだったというだけでなく、アラビアのロレンスまで遡る石油泥棒に端を発する点であり、アングロイラニアン石油を巡る歴史を見ればわかることです。さらに香港でも元日からデモ隊と警察との大規模な衝突が。御用メディアは民主化闘争と報じておりますが、実はこのデモ隊、CIAの援助のもとウクライナのネオナチなども参加して実体はバレバレ。要するにここでの出来事はアヘン戦争の続きであり、租借地返還後も麻薬・売春・マネーロンダリング等何でもありの香港上海銀行HSBCの傘下で起きているわけです。欧米金融資本がアヘン戦争後グラバー商会経由で、薩長を侵略の実行部隊としたのが幕末明治の歴史というわけです。
皇国史観だけしか教育されないため国民はお花畑なのですが、「日本の支配層は自国軍をイギリスの傭兵部隊にすることで自分たちの地位を維持し、富を膨らませてきた。侵略の手先として動きながら私腹を肥やしてきたのだ。途中、従属相手はイギリスからアメリカへ交代したが、中身に大差はない。これが天皇制官僚体制であり、明治維新から現在に至るまで続く基本構造だ。アングロ・サクソンがヘゲモニーを失ったなら、明治体制も崩れる。日本の国土や住民がどうなろうと、明治体制で甘い汁を吸い続けてきた人びとはアングロ・サクソンのために尽くすことになるのだろう。」という上記著者の警告が当たっていると思われます。
そして確実に言えることは、あと数年で金融過剰で製造業が空洞化した米国経済の崩壊と米ドルの覇権喪失が起きること。その時アングロ・サクソンの前に立ちはだかるのがロシアと中国であり、ここ数年は両者の間にかなりの摩擦が起きる形となる。また、米国の経済的疲弊は我が国にとっても他人事ではなく、日米FTAのような国家ぐるみの収奪により、スローウィルスだらけの畜産物や遺伝子組換・編集だらけの農産物が押し付けられてくる。国民の健康状態が低下することは必至で、放射能ともども厳重な注意が必要になると申し上げられます。
では、来月またお目にかかりましょう。