PROTOサイエンスへようこそ

 ”超能力”などというと、何かうさん臭いキワモノ的なイメージを抱くか、あるいは宗教者や霊能者の行う特殊な儀式などを連想される方が多いと思いますが、PROTOサイエンスの立場はそうした世界とは全く無縁です。現に私自身、長く病院で動物の診療に携わってきたごく普通の臨床医であり、仕事柄物事を客観的・科学的に見ることを信条とする者なのです。

 確かに臨床を長年やっていると、医学的・科学的には説明の困難な事例や、精神が肉体に与える影響、さらに祈りや魂の力を感じるようなケースに遭遇することも稀れではありませんでした。けれども私の立場からは「偶然」と考えるのが妥当ですし、そのように処理するのが多くの医学者=科学者が取るべき態度であろうと思います。けれども数年前、こともあろうにそんな私にどうやら不思議なパワーが宿ったらしいことに気付かされたのです。

 それは、フィラリア症の犬を診断した後飼主から安楽死を要求されたことに遡ります。腹水がパンパンに張って息も絶えだえの犬に対し、なすすべもなく手を当てていたのが今も思い出されますが、翌朝診療室に行ってみると何と腹水が半分くらいに減り元気良くシッポを振るワンちゃんがいたのです。臨床検査の数値も回復していましたが、それらの理由も不明で飼主もいぶかしげなまま引き取っていったのです。

 この事件があって以後、私はさまざまな末期症状にこの”パワー”を試してその効果を確認して参りました。また各種の専門書や文献に当たると共に、今は亡き高名な超能力者の”教え”を乞うことで、この力は「超能力」と呼ぶにふさわしいものだという結論に達したのです。そして今ではこのパワーを人間の病気にも適用し、あらゆる医療機関から見放されたような難病患者や精神神環境は”長引く病気”の他”打ち続く不幸”などの要因ともなり、それらの浄化をしない限り人知を持ってしては如何ともし難い障害となって立ち塞がるのだということに気付かされたのです。

 またこの力は病気の治療のみならず、人間関係や運命鑑定、遺失物や尋ね人の判定にも絶大な威力を発揮し、全国からの相談がひきも切りません。このような事例を数多経験して来た今、私共には、この三次元(時間も含めれば四次元)の世界以外に、それらのベースとなる「未知の膨大なプログラム」が存在するのではないかと思われてならないのです。このプログラムはすべての人や動植物の背後にあって---ある自由度を許容しながら---その運命を規定するのみならず、この宇宙のすべての成り立ちをも措定しているのではないのでしょうか。「超能力」とはこの未知のプログラムに許容される能力であり、その故に人知では測り知れない結果をもたらすものと思われます。

 現在の所こうした力の源がどこにあり、どういうメカニズムで作用するのかは不明ですので、PROTOサイエンスではこの力を「超次元エネルギー」と呼んでおります。その実体解明は各界の方々と共に鋭意探求して行きたいと考えていますが、重要な事はこの力は大脳(新皮質ではない部分)によってコントロールされ、ごく普通の方々でも超能力を司る大脳の領域を活性化すればすぐにでも使えるようになるという点です。

 PROTOサイエンスでは、多くの方々に以上の事実を知って頂き、共に健康や環境の向上をはかり、ひいては現代物質文明のあり様にも変容を迫る未来の精神的社会を志向していけるものと確信しております。

【参考書籍】
「超次元のカルテ」朝比奈著(ごま書房)