原油や資源の高騰は一時的か 2008年6月

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 皆さんお元気ですか、朝比奈です。

 暫定税の値段がまた上がってしまいましたが、どうもこれは日本国内での問題ではなく、地球規模の問題のようです。

 ふと足元を見渡すと、さまざまな製品が値上がりし、じわじわと資源の高騰の影響が広がっているようです。そして、最近は日常的な食品の価格までが値上がりし、家庭までダイレクトに影響をこうむっていることが実感されます。TVや新聞を見ていると、さまざまな学者や評論家が、バイオエタノールが犯人だとか、サブプライムローン問題で行き場を失った投機資金が流れ込んでいるからだとか言っていますが、果たしてこれらは真相にせまっているのでしょうか。

 実は、私どもは、既に2004年には、原油の100ドル突破を予想していましたが、その他の資源や食糧にまで高値が及ぶことまでは想定しておりませんでした。そこで原因を考えてみますと、結局20世紀には世界の富のほとんどが北アメリカ・西ヨーロッパ・日本といった人口で言えばわずか15パーセント足らずの国々に集中していたわけですが、21世紀になって残りの8割以上の国々も分配を求め始めたというのが正解ではないのでしょうか。だとすると、現在の事態は地球規模での資源不足と言えるのではないかと思われます。

 統計の取り方にもよりますが、このまま行くと地球人口は現在の60億強から中長期的には80~100億人となり、地球1個でまかなえるマックスを突破してしまうことは確実です。では、私たちの星は破綻してしまうのでしょうか、それとも資源争いから生じる大規模な紛争で多くの人口が失われるのでしょうか。

 私たちは、実は、両方の見方に否定的です。といいますのも、超次元エネルギーで出来る大きなことに、(1)植物の生産性の大幅な上昇、(2)資源エネルギーの大幅な節約ということがあるからです。また、21世紀前半に起こるある種の出来事により、地球人口の直線的な増加はありえないとも考えてもおります。これらの要因により、あと30年ほどで、この星は再び均衡を取り戻すのではないでしょうか。

 では、来月またお目にかかりましょう。