時間は平等か?

 アインシュタインの相対性原理や量子力学のEPRパラドックスは、ニュートン力学で示されるような静止した空間と過去から未来へ一方的に流れている時間とに、根本的疑問を呈示しました。21世紀の物理学が明らかにする世界がどんなものになるかは予想だにつきませんが、私たちは時空についての常識を大巾に訂正されるかもしれません。

 超次元エネルギーは遠隔治療などのように空間的隔たりを超越して作用するとともに、時には時間を逆行して過去へ作用したりもします。このような観点から超能力者は時空を自在にコントロールできるのかと言うと、どうもそれは一筋縄ではいかない問題だと思われます。 ただ、この超能力を身につけると”超次元のプログラム”と大脳が接続されるためか、”課題”が次から次へと認識できることは確かなようです。人間の能力にはIQ50位の凡人から120以上の天才までいろいろあるようですが、それらの大半は”課題”を発見することに使われるのではないでしょうか? そして”課題”が認識されてしまえばその解決に要する時間は凡人も天才も大差ないとも申し上げられるでしょう。

 以上のような考え方に立つとこの超能力を身に付けた人々は”普通人”の何倍ものスピードで仕事や勉強等が進むとも言えます。時間の目盛りが超能力者と”普通人”とでは明らかに異なって来るようであり、客観的には同一の時間が超能力者にあっては何倍・何十倍もの結果をもたらすことになるわけです。

【参考書籍】
「超次元のカルテ」朝比奈著(ごま書房)