量子医学の世界

 将来的に量子論がより発展する中で生命の謎や超次元エネルギーの実体が解明されて行くのではないかと期待されます。私たちが、この力を用いて行う医療の分野に「量子医学」という名称を使うのは、そうした展望に基づくものであり、神秘的で不思議な世界の出来事として終わらせたくないという考えからです。

 さて、約50年前にDNAの分子構造が提唱されて以来、医学・生物学は飛躍的に発展し、細胞や組織の構造は分子レベルまで解明されて来ました。けれども、ここで解き明かされたのは生体蛋白のミクロなメカニズムだけであり、人類は未だに無機物からの生命合成に至ってはおりません確かに医学の急速な進歩は、バイオテクノロジーの産物として多くの新薬を生み出し、さらに遺伝子治療・再生医療・医用工学の成果としての高度先端医療として実現されつつあります。しかしながら、現代医学があくまで「対症療法」の域を抜け出せず、「科学的医学」が有効性を発揮できない分野が広がりつつあることは大いに危惧されます。

 量子医学の立場からすれば、現代医学の成り立ちそのものに根本的な問題が潜んでいたのであり、それは「生命の再定義」を経なければ解決できない類の問題であると思われます。

 今の所超次元エネルギーのメカニズムは未解明でありますが、私たちはこれまで多くの場面にこの力を用いて驚くべき結果を得て来ました。また種々の媒体へ超次元エネルギーを入れた後、間接的に作用させられる点で、1対1の密室性から開放されたとも申し上げられます。より多くの人びととともに、この力の治験・研究が出来る環境が徐々に整っていくのは時間の問題かと思われます。

 現在までに多くのエナジー・ディスクが開発され、それぞれに画期的成果を挙げております。多くの現代人が”半病人”である21世紀前半の状況に対し、私たちは超次元エネルギーによる自然治癒力のアップを提案し、バランスを失いつつある人びとの健康に役立てるものと考えております。

【参考書籍】
「超次元のカルテ」朝比奈著(ごま書房)