大脳の役割

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 超能力が別次元から来る超次元エネルギーをコントロールする能力であるとして、その機能は体のどの部分にあるかと言えば、それは超次元への入出力端末である大脳であろうと思われます。私たちは目をつぶってある種のイメージを想像しながら超次元エネルギーを用い、部分であれ全体であれ、思うままに作用させることが出来るのです。

 では大脳のどの部分がその機能を担うのかというと、解剖学的には---動物の予知能力や不思議な行動から連想されるように---人間だけで極端に発達を遂げた新皮質領域ではなく大脳辺縁系(古皮質・旧皮質)や大脳核がその部位ではないかと考えられます。その証拠にアルコールを飲んでいるとき、つまり新皮質がマヒしている状態でも”超能力”は使えますし、むしろそういうときの方が「見えたり」「聞こえたり」する確率が高いとも言えます。

 この能力が能力開発を目ざす他の会派と異なるのは、使われていない脳細胞を活用するとか、右脳の機能を高めるとかいうレベルとは次元が違って、大脳を入出力端末とする別次元のOSに直接作用していく点です。そのような意味で、人類の文明を考えるとき、私たちはこの能力が無限の可能性に富むものであり、その活用はまだまだ始まったばかりにすぎないことを再認識させられるとも言えるでしょう。

【参考書籍】
「超次元のカルテ」朝比奈著(ごま書房)