鳥取地震は予想通りの展開 2016年11月

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 皆さんお元気ですか、朝比奈です。

 先月21日、鳥取県中部でマグニチュード6.6の地震があり、現在も余震が治まらない状態です。
現地の方々には心よりお見舞い申し上げますが、この地震実は熊本からの影響であることは、先月ご紹介した角田史雄氏の「熱移送説」で既に予測されていたこと。「熊本の熱は、(a)中国地方日本海側 (2)瀬戸内海 (3)四国の南海トラフの3ルートに分かれて東方に移動する」と明記され、今回どうなるかを9/10にみた所、右図のような結果が得られていたからです。

 ただ正確にいうと、鳥取は「跳びはね地震」であり、熊本の地塊が熱で傾いたために西日本各地の地塊が動き始めたためのもの、過去の例から言うと「阪神・淡路大震災」と同様のメカニズムだと思われます(当時は和歌山の地塊が傾いた)。PJルートからの熱移送は、霧島火山帯の各地で噴火が続いていることから当分は活発な動きが予想され、西日本各地ではどこに行くかわからない跳びはね地震に警戒すべき状況のようです。

 この熱、さらに若狭湾を迂回して越中・越後を目指すわけですが、現在注意が必要なのが中越地域だと私どもは考えております。ここでは8月末から地殻の割れによる電磁波が発生していることが、日経225をやっている現地の方のYES/NOの精度が落ちていること、また季節外れの桜の開花から明らかで、焼山の噴煙・立山の群発地震も活発なEV過程の裏付け。

 あと現在危険なのは、富士火山帯の伊豆・相模エリアであり、40年周期で考えると1978年の伊豆大島近海地震(M7.0)から既に38年なので、そろそろだろうと角田氏は言うのです。そしてこの直後が首都圏直下型に注意すべき時期であり、西之島の熱が到達するのが17~18年とされます。このMJルートは千葉県東方沖で二手に分かれて東北の太平洋岸を北上しますが、このエリアで巨大地震を引き起こしたのが東日本大震災であり、「1000年に一度だから東北はもう終わり」と安心している陰で、もう一度警戒が必要と思われます。以上かいつまんでご説明しましたが、ここ2・3年が金融システムの崩壊を伴う戦後社会の転換点となるのではないかと考えられます。

 では、来月またお目にかかりましょう。