景気はイマイチですが... 2009年12月

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 皆さんお元気ですか、朝比奈です。

 昨年秋の金融危機以来、景気・雇用の低迷が続いておりましたが、またここへ来て円高・ドル安と株価のさらなる下落もあり、デフレスパイラルの懸念が広がっています。政権交代はしたものの、この先果たしてどうなるのか、明確な展望は示されていないのが実情のようです。

 資本主義経済に関しては、かつてアダム・スミスが述べた自由な市場原理主義が行き詰まるに伴い、一方でマルクスが「社会主義計画経済による市場統制」を唱え、もう一方でケインズが「経済政策」による景気刺激を主張したことは、良く知られていることです。しかし、現今の状況を見る限り、「経済学」があまり有効性を持たないことは、誰の眼にも明らかとなっているのではないでしょうか。市場経済の先行きは、「神の見えざる手」に委ねられているのだということが、一味違った意味で実感される今日この頃です。

 まぁ、それはともかく、申し上げたかったのは、「不景気」の時は何をすべきかということです。ある意味、それは「好景気」の時と比べてすべてが減速するわけで、その過程でマクロ経済もリセットされるのですから、私達も体や心をリセットするチャンスでもあるのではないかと思われるのです。年末年始にかけて、豪勢な旅行ではなくひなびた宿、豪華な料理ではなく家庭での質素な食事を楽しむのもよいのではと考えるのですが、いかがでしょうか。そうした過程でよいアイデアも生まれ、今まで目もとめなかった気配に気づき、物の見方や世界観が一新されるかもしれません。

 マクロ経済のことはさておき、ここは一つ来し方いく末を考えてみるよい機会と捉えるのもありかと思っております。「アップグレード」以上をお受けになった方々は、YES/NOで、さまざまな政治・経済の予測をお立ていただくのもよろしいのではないでしょうか。また、新たに「スーパーストリーム」を身につけられた皆様は、ご自身の来年に向かっての計画・願望を、日々唱えられるのもよいのではと考えております。

では、来月またお目にかかりましょう。