アレルギーの新理論

「日本だけが遅れている」

昨日までアレルギーの勉強をしていたのですが、
なかなかいい本がない。
たとえばウィキをみると、

アレルギーの治療に関して、欧米の医師と日本の医師との認識の違いの大きさを指摘し、改善可能な点が多々残されていると主張する医師もいる。
衛生仮説
環境が清潔すぎると、アレルギー疾患が増えるという衛生仮説は非常に話題となっていたが、それを裏付ける形で2004年にドイツを中心とする医科学チームの研究により乳幼児期におけるエンドトキシンの曝露量が、以後の花粉症やぜんそくの発症に密接に関係していることが明らかにされた。これは、乳幼児期の環境が清潔すぎると、アレルギー疾患の罹患率が高くなるという衛生仮説を裏付ける重要な報告である。

との事。

 

そこで、これについての本を検索したところ、
著者の立場がある程度分かるサイトを発見。

―――これまでアレルギーの原因と言うと、いわゆる「衛生仮説」のほうが知られていたと思います。「自然に触れる機会が減ってしまい、清潔志向が進んだことがアレルギーの増加につながった」という……。
斉藤:「衛生仮説」が発表されたのは1991年のこと
「衛生仮説」は疫学的なデータですから、そういう傾向があるとわかっても、臨床面で活かすのは難しいですね。
―――ただ、そうした状況が変化する一つのきっかけとして、1990年代の終わり、自然免疫のToll様受容体(Toll Like Receptor)の発見がありました。
斉藤:Toll様受容体のメカニズムがわかってきて、免疫学者も(「衛生仮説」に)興味を持ち出したんです。やはり、メカニズムが伴わないとサイエンスとしてなかなか認めにくい
―――「アレルギーは皮膚から起こる」という話が出てきたのは、さらに後のことですね。
斉藤:そうです。2003年に英国のギデオン・ラック教授が指摘したのをきっかけに、皮膚からの感作がアレルギーの第一原因として認識されるようになってきました。その後、2009年に「二重抗原曝露説」(図2参照)を提唱され、私たちの研究にもつながっていきました。
じつは最近、「衛生仮説」の理論を裏付ける非常に興味深い論文が『Science』に出た。まだ私自身も知ったばかりなのですが、この内容を読む限り、これまでの定説だった「衛生仮説」の裏付けとしての「Th1/Th2セオリー」は崩壊したんじゃないかと思いますね。
そもそもTh1はアレルギーに関係ないかもしれないのです。たとえば、気管支ぜんそくになる場合、まず気道にダニやほこりなどのアレルゲンが侵入し、上皮細胞に待機している樹状細胞がそのアレルゲンを取り込んでしまう。その結果、免疫反応が起きて、アレルギーを起こすサイトカインが分泌されることでIgE抗体ができ、ぜんそくが発症するわけですね。
ところが、農村などの地域ではエンドトキシンがたくさんあるでしょう?
――エンドトキシンは、病原菌などの細胞膜に含まれる内毒素ですね。ほこりの多い環境下では、大気中のエンドトキシンの量が多いことから、清潔な環境かどうかのバロメーターにもなっていると伺ってきましたが……。
斎藤:エンドトキシンはToll様受容体の4番(TLR4)のリガント(受容体に結合する物質)ですから、気道に侵入してきたエンドトキシンは最初に樹状細胞のTLR4がキャッチするわけですが、その際に気道の上皮細胞からA20という分子が発現されるんです。このA20が発現すると、樹状細胞がアレルゲンを取り込まなくなる(図1参照)。
――ということは、エンドトキシンの多い、あまり清潔でない環境のほうが気管支ぜんそくになりにくいという……それが論文の主旨であるということですか?
斎藤: ええ。A20が気道の上皮細胞を保護してくれるわけです。まあ、皮膚における保湿剤みたいな役割を果たすことになるんですね。
――ただ、この話は気道の上皮で起こっていることですよね。「アレルギーは皮膚から起こる」という冒頭の話とどうつながってきますか?
斎藤:A20が出てくると、アレルゲンが取り込めなくなってしまって、ぜんそくが起こらなくなりますが、消化管には普通に取り込まれますから、腸管で「免疫寛容」が成立します。皮膚に保湿剤を塗ってブロックしている間に、腸管からアレルゲンが取り込まれて免疫寛容が成立するのと同じ理屈です。
――先ほど出た「二重抗原曝露説」ですね。その部分は合うというか、重なる?
斎藤:ええ、ぴったり合います。だから、保湿剤を塗っているのと同じ効果なんですね、気道上にA20が発現するということは。
――その発現する条件がエンドトキシンであると……。
斎藤:正確には、少量のエンドトキシンに繰り返し曝露することが必要です。大量だと毒性が出てきますから、あくまでも少量、長期間の繰り返しによって、気道の上皮細胞上にA20が発現することになります。
――というと、やはり清潔にしすぎず、ある程度は外の環境に触れる、そうすると自然にA20が発現するというイメージでよろしいんですか?
斎藤:そうですね。バリアができて、樹状細胞がアレルゲンと接触できなくなる、その結果、ぜんそくが発症しにくくなるわけです。
斎藤:「衛生仮説」が成立するのは、ぜんそくや花粉症のようなアレルギー性鼻炎だけで、そこに関与しているのは、ダニとか空気中に飛んでいる分子だけだったということでしょう。食物アレルギーやアトピー性皮膚炎が「衛生仮説」に当てはまらないことはわかっていましたが、その点もきれいに一致するわけです。
――「清潔にしすぎないことが大事だ」と言っても、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーが発症するプロセスはちょっと違うわけですね。
斎藤:簡単に言えば「衛生仮説」というのは、気道上皮の問題だったんです。おそらく腸管にはA20は発現しないでしょうから。まあ、そこまでまだ研究は進んでないですが、普通、腸管までエンドトキシンは届かないですからね。
――確かに、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーに気道は関わってこないですね。花粉症も気管支ぜんそくも、大気中のアレルゲンを吸い込む過程で起こると思いますが、その根底に今回発見されたA20が関与している?
斎藤:おそらくそういう感じではないかと思うんですね。
斎藤:ええ、それはそうですね。社会が清潔になり、衛生環境が改善されたことで、感染症は減りましたが、アレルギーは増えていますから。ただ、アレルギーの増加に関しては、アレルギーを起こしやすい食べ物を子どもに食べさせなくなったことも関係していると思います。特にアメリカなどでは、ピーナッツを食べさせないようにしたことで、ピーナッツアレルギーが逆に3倍に増えていますから。
——この話も意外に思う人が多いと思うんですが、アレルゲンになる食材を遠ざけても、食物アレルギーが防げるわけではないんですよね? 最近ではテレビなどでも取り上げられ、知る人も増えてきましたが……。
斎藤:一度アレルギーにかかってしまったら食べるのは控えなくてはなりませんが、最初に感作する場所は腸ではないわけです。
————食物アレルゲンも、腸ではなくまず皮膚から始まるということですね。乳幼児期の肌への保湿が大事だという話もここにつながってくると思いますが、アレルギーを持っている親御さんは、子どもが生まれるとどうしても神経質になりますよね?
斎藤:だから難しいところもあるんですが、そうしたナーバスな部分がアレルギー増加に拍車をかけた面もあるかもしれません。実際は、ちゃんと食べさせたほうが免疫寛容が働き、かえってアレルギーが防ぎやすくなるわけですから。

 

要するに、海外では「衛生仮説」が90年代に提唱され、
その後、「皮膚感作仮説」というのが出てきた。

「食物アレルギーは食べてなるのではなく、初めは皮膚から侵入してアレルギーが起きるのではないか。こんな説が有力になってきた。
国内でも、せっけんに含まれていた小麦のたんばく質が元でアレルギーになり、小麦のたんばく質を含む食品を食べてアナフィラキシーショックを起こす事件があった」

というものです。
上記のインタビューでは、
アレルギー性ぜんそくに関しては、
エンドトキシン下の皮膚感作が、
アトピーの保湿クリームのように作用している間に、
腸管における免疫寛容が起きるという過程が、
分子生物学的に確認されたということで、
こうしてメカニズムが一つひとつ明らかにされれば、
アレルギーが克服される日も遠くはないということのようです。
ただ、これはあくまでも「衛生仮説」が成立するのは、
ぜんそくや花粉症のようなアレルギー性鼻炎だけで、
そこに関与しているのは、ダニとか空気中に飛んでいる分子だけだったということ。食物アレルギーやアトピー性皮膚炎は「衛生仮説」に当てはまらない訳で、
もう少し勉強が必要。
ただ、驚いたのは、
90年から2000年代に外国では研究開発が進んでいた
ということで、
我が国だけがおいてけぼりで、
旧態依然とした薬価基準のもと、
どうにもならない医療行為が横行しているということ。
先日のセミナーでも、

「今集まってくる人々のほとんどが2014年段階から進歩していない状態。旧い常連さん達も大挙して来ましたが、
必要以上にスピリチャルなだけで本質はまったく把握していない」

と言いましたが、
こりゃ本当に国破れて山河有りになってしまうのでは。

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