蛋白変性性疾患とは何か

「潜行する危機」

以前、「アミロイドーシス」について取り上げましたが、
福岡伸一氏の本を再度読み込んでいくと、
狂牛病の感染経路が極めて人工的な撹乱の果てだったことがよくわかります。
≪プリオン説≫が騒がれたことは記憶にありますが、
福岡氏によればこの説にはかなり疑問が多く、
原因は既知の最小のウィルスの1/1000程で、
電子顕微鏡も古典的な免疫系もすり抜けてしまう未知の病原体とのこと。
さらに既存の消毒薬は無効で、
数時間に及ぶ高温高圧滅菌しか対処方法がなく、
その結果羊~牛~人、さらに他の動物にまで感染が及んでいるとのことです。

人の角膜・硬膜移植で起きる、
クロイツフェルト・ヤーコブ病が今でも起こることを考えると、
輸血や外科処置などでもうつるわけですが、
宿主体内である種のレセプター蛋白が必要なため発症例が限られる。
しかし、このことが逆に病原体の蔓延を来たし、
代用乳(スターター)を通じた畜産現場の汚染や、
人工乳を通じた新生児への経路は今でも断たれていないというのです。
家畜の肉骨粉や代用乳のように人と人の共食いで広がることは無いにしろ、
血液や乳・体液等を通じた拡散は留まるところを知らず、
さらに食物連鎖の環の中で、
食肉・乳製品や加工エキスを通じた感染は、
人獣全般に広がっていると危惧されます。

アミロイドーシス類似の蛋白変性性神経疾患には、
他にもアルツハイマー・パーキンソン等がありますが、
これらが病原体によるものか否かを見た所、
やはりYESという結果が。
感染から発症まで数年から20数年を要し、
しかも特殊なプリオンが存在しないと、
感染しても発症しない保菌者が多数となる蛋白変性性疾患。
羊~牛~人へと欧州からアジア・アメリカに拡散したわけですが、
畜産業におけるレンダリング(死肉のリサイクル)や、
代用乳・配合飼料と続く連鎖が止まらない限り、
今やすべての哺乳動物へ感染が及んでいると考えられます。
人~人へは臓器移植や医療行為が主ですが、
動物から人へは主として肉・乳から、
またそれらの加工製品の摂取が主たる経路と考えられます。
食物連鎖の頂点に立つ人間には極めて致命的ですが、
防止する技術は現代科学では無理で、
肉・乳・加工製品を摂らないことも困難。
とすると、
新たなパワーで防御するしか手立てがないわけで、
04年段階の福岡氏の想定をはるかに超えた事態
と見なくてはなりません。

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